B級を個人的に相手にするほどヒマじゃないんだよ、“ボクら”太刀川隊は。何せA級1位なものでね
プロフィール
概要
ポジションはガンナーで、拳銃型のトリガーを使用する。
存在そのものは前々から単行本で明かされていたが、本編に初登場したのは109話。
そのため、109話以前に投稿された太刀川隊のイラストでは彼だけ描かれていなかったり、顔が隠れていたりする。
ボーダーの最大手スポンサー企業の御曹司であり、入隊時にそのコネを使って強引にA級隊員になった。
自分の力でA級になったわけではないため、個人の実力は太刀川と出水の二人は元より、他のA級隊員に遠く及ばず、出水からは「こいつはA級の中で間違いなく最弱。B級と比べてもけっこう見劣りするレベルの弱さだ」と酷評され、太刀川からもバッサリと半人前呼ばわりされるなど戦力としてカウントされていない。
登場が遅かったのも、これまで太刀川隊が参加していた「黒トリガー奪取作戦」や「第2次近界民大規模侵攻」の重要度を考えれば、お荷物ゆえに作戦から外されていたせいだと思われる。
とはいえ、それでも修よりは強く、彼と個人戦を200回行って150勝以上している。
実力でなったわけでもないのに自分がA級1位チームの隊員であることを鼻にかけている嫌味な奴で、前髪を指で流す癖があるなどキザったらしい振る舞いも目立つ。
一応、自分が弱いという自覚はあるようで、出水が「唯我と一対一で戦って100勝できたら合成弾を教える」と修に提示した時はソファにしがみついて自虐的な御託を並べながら泣き喚いて断固拒否していた。
しかし、いざ戦ってみて修が自分より弱いと分かった途端にいつものエラそうな態度に戻って先輩風を吹かせるなど調子に乗りやすい一面もあり、二宮隊・影浦隊・東隊とのランク戦で修が真っ先に脱落してしまった時は残念そうにしているなど、何だかんだで憎めない奴だったりする。
態度のデカさに実力が伴っていない上に都合が悪くなると途端に卑屈になるなど感情の浮き沈みが激しい性格で、オーバーなリアクションも多いため、太刀川隊の中ではもっぱら弄られ役であり、最大手スポンサーの息子という立場にも関わらずぞんざいな扱いを受けている。
また、烏丸とは何らかの因縁があるようで、初登場時に修が烏丸の紹介で出水に会いに来たと知るや否や修を強引に追い返そうとしており、その直後に出水に蹴り飛ばされている。
余談
『ワールドトリガー』の読み切り版にあたる『実力派エリート迅』には、彼とよく似た顔と名前を持つ「唯我正」という人物が登場していた。ちなみに、性格もかなり近い。