概要
ワールドトリガーに登場する民間防衛組織・ボーダー本部所属のA級1位部隊。
一人一人の戦闘力が高く、(特に隊長が)単独行動を取っていることが多い。集団戦でも他部隊の隊員と協力しているシーンが目立ち、今のところ部隊での戦闘は殆ど描かれていない。
3巻にて遠征から帰ってきたトップチームの一つ。
近界からの帰還後、城戸指令の命令により遊真の所持する黒トリガーを奪う為に玉狛支部に向かう。
しかし、迅の待ち伏せと、嵐山隊の介入により黒トリガー奪取に失敗した。
大規模侵攻では、隊単位では動かず、太刀川は本部に自爆攻撃を仕掛けたイルガーを討伐後、新型トリオン兵(ラービット)の討伐任務に向かう。
出水は米屋と緑川と共に行動し、人型近界民を続けて2回相手取った。
大規模侵攻後の論功行賞では、太刀川が新型トリオン兵を始めとした敵戦力を大きく削ったこと(ラービットだけでも単独で11体)と、東部地区の被害減少等の貢献により特級戦功(報奨金150万+1500pt)。
出水が、一緒に行動していた米屋と緑川と共に人型近界民の撃破への貢献とC級の避難援護の功績によって一級戦功(報奨金80万+800pt)をそれぞれ獲得している。
一方で、唯我はこうした大事には全く関わらない。作中で出水から「ウチのお荷物くん」とまで言われている実力の低さと万が一の事があった際のリスクから、上層部が彼を意図的に作戦から外している可能性は高い。
隊服
黒のロングコート型。
色は黒で、両肩と襟口に一本ずつ、縦の赤ラインが胸~腰あたりにまで入っている前を五本の短いベルトで止めて、裾にスリットが計四本。
全体的に中二感が強く、作者も大の大人が着るもんじゃない(意訳)といった旨の発言をしているが、モチーフは太刀川の師匠である忍田真史の着用するロングコートなので仕方ない。
また太刀川隊の隊員たちは嬉々として着用している。
エンブレムのモチーフは三日月(正確には二十六夜)に三本の刀。初期メンバー4人を表しており、3本の刀がそれぞれ太刀川、出水、烏丸、バックの月が国近を表している。
なお烏丸と入れ替わりで入った唯我はこの刀の一本に値すると認められていないため、現在は最後の一本は二刀流の太刀川のもう一本の刀という扱いになっている。不憫。
隊服の両肩脇にひとつずつ付けられている。
メンバー
- 太刀川慶(イラスト右端)
CV:浪川大輔
隊長でポジションはアタッカー。20歳の大学生。身長180cm。
8月29日生まれ。おおかみ座のA型。
個人総合&攻撃手No.1を誇る猛者。弧月(二刀流)の使い手。
趣味がランク戦で勝つことという無類の戦闘好きで、A級1位部隊の指揮をこなす実力者。
戦闘面にステータス全振りしてしまったせいか、大学の単位がやばいなど日常面は抜けた部分が目立つ。
- 出水公平(イラスト右から2番目)
CV:石川界人
ポジションはシューター。普通校に通う、17歳の高校生。身長175cm。
9月21日生まれ。おおかみ座のB型。
射手No.2という肩書を持つ猛者。男子高校生らしい軽いノリながらボーダー屈指のトリオン量と、その微細なコントロールセンスを誇る天才型射手。「弾バカ」と称されたA級3バカの一人である。
- 唯我尊(イラスト左端)
CV:柿原徹也
ポジションはガンナー。お坊ちゃま校に通う、16歳の高校生。身長169cm。
6月30日生まれ。つるぎ座のO型。
長らく単行本でのプロフィール紹介のみにとどまり、本編は未登場の人物だったが、109話にてようやく登場した。そのためダンボールや紙袋を被っていたりなど顔が隠れているものが多い。
最大手スポンサー企業の息子であり、そのコネを使って強引にA級隊員になった。
そのため、実力は出水から「間違いなくA級隊員では最弱、B級隊員と比べても結構見劣りするレベル」と言われる程。なおそれでも修よりは一回り上くらいには強い。修…。
登場するやいなや、出水に蹴り飛ばされたり、太刀川から半人前扱いされたりと、コネ入隊とは思えないほどぞんざいに扱われているが、それなりに隊には馴染んでいる様子。
- 国近柚宇(イラスト左から2番目)
CV:庄司宇芽香
ポジションはオペレーター。18歳の高校生(初登場時17歳)。身長163cm。
2月2日生まれ。かえる座のB型。Eカップ。
オペ室にゲームハードを置くほどゲーム好き。
普通校の上、成績も微妙だが、隊長である太刀川と共にA級1位まで上り詰め、学業がすべてではないことを証明した。
対戦で負けが込むと、泣きながら相手の首を絞める。
元隊員
現玉狛第一隊員。唯我の前に在籍。22巻でさらっと明かされた。