第一作の『がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル』と二作目の『がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝』があるが、両作まとめてこのタグが使用されている（省略したゴエモン外伝も使われている）。
よって、ここでは両作ともども説明する。
がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル
大型のカートリッジを採用しており、ファミコンのRPGとしては珍しく敵キャラがモーションしたりと見ていて楽しい。
内容は割とオーソドックスなRPGで、マップも割と忠実な日本列島（ちょっと外国にも行くが）。
一方でハンバーガー屋や飛行機のような現代っぽいものがあったり、巨大カラクリや宇宙人といったぶっとんだ設定が出始め、以降のシリーズの作風の基礎がこのあたりで出来上がっている。
ヤエちゃんの初登場作でもあるが、後年のシリーズとは容姿がまた異なっている。
ストーリー
旅を終えてはぐれ町の自宅に帰ってきたゴエモン。
しかし神棚に向かうとそこに置いてあるはずの家宝の黄金キセルが消え失せていた！
そこに現れたゴエモンのファンを名乗る忍者エビス丸と共に、全国津々浦々探し回ることに。
パーティメンバー
おなじみの主人公。
ゲーム中は純戦士キャラだが、エビス丸に攻撃力で抜かれる事がしばしば…なんでやねん。
おなじみの相棒だが前作『ゴエモン2』の設定はなかったことになったらしく、ゴエモンとは初対面という設定。そしてなぜかこのRPGの時だけ白服である。
武器攻撃も術（≒魔法）も何でもござれとゴエモン涙目な万能キャラ。あまつさえレベルもゴエモンより早く成長する事がある。
猫だけの村に住んでいる招き猫。ゴエモンに助けられて弟子入り志願し、弟子は断られるも旅の一行に迎えられる。
猫だけあって素早さに優れ、補助系の術も覚えていく。
次回作の『天下の財宝』にも登場するが、茶店で団子をおごってくれるだけで味方には加わらない。
秘密特捜くのいち。ゴエモン達を捕まえるが、誤解が解けた後一行に加わりターゲットを追うことに。
武器攻撃はやや劣るがエビス丸より回復術に長けている。
チューゴクからやってきた女の子。父の病気を治す薬を手に入れるため一時ヤエちゃんに代わって同行する。実はカンフーの達人。
ゴエモンと同じく物理オンリーキャラだが、加入時点のレベルが低いのもありあまり強くならない。スポット参戦キャラなので気にするほどでもないが。
がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝
グラフィックはさらに進化しており、ゴエモン達味方もガンガンモーションする。
一応前作の続編のはずだが、マップは全然日本列島じゃなくなった上に今度は外国どころか地下世界や宇宙にまで飛び出す。
今度はパーティの4人目が次々入れ替わっていく方式であり、そのため4人目は技（術）が専用のもの1つのみに設定されている。
ストーリー
すっかりヒマを持て余していたゴエモン。そこにエビス丸が世界ドロボウ大会の一報を持ってきた。
優勝賞金は一億両。その時ゴエモンに電流走る…！（喰らったのはエビス丸だが）
ゴエモン達は予選を見事通過し、決勝として「天下の財宝」を開くことが出来る8つのカギを探して世界各地に旅立つ。
パーティメンバー
今度は術（今回は技と表記）も使えるようになった。
ボス戦で有効な無属性技を真っ先に覚えるので基本温存してボス戦で解放が基本。
今回もゴエモン涙目な万能キャラ。無属性技も覚え、ゴエモンより威力がちょい上な分流石に覚えるのは遅め。
池のほとりに母子二人で住んでいる少年。大ムカデの毒に倒れた母を治療する為にゴエモン達に同行する。その実は…。
3人目のお約束か素早さに優れる上に、回復術にも長ける優秀な回復役。終盤になれば超強力な無属性技を覚える大器晩成な子。
誰あろう『悪魔城ドラキュラ』のバンパイアハンター。吸血鬼ドラキュランを追って来訪、ゴエモン達と共闘する。
専用技は無属性技の「せいすい」。
- ナナちゃん
旅の途中出会う記憶喪失になった女の子。ゴエモン達に仮に名前を付けられ（プレイヤーが自由に設定可能で、上にあるのはデフォルトネーム）、実家まで送られることに。意味ありげなかんざしを身につけているが…
専用技の「がんばって！」はパーティ全員の攻撃力をパワーアップするもので、4人目では唯一無属性技ではない。
- ハヅキ
ヤエちゃんと入れ替わりに登場の秘密特捜くのいち。
専用技は「ひかりシュリケン」。これも無属性技。
- ペモペモ星人
前作にも登場していた宇宙人。
専用技は「ペモシューム」。
