概要
岸部露伴はマンガを描く際、実体験、いわゆるリアリティを最大限重視する。
それは、自分が味わった感動や衝撃などを題材(ネタ)にしてマンガを描き、「誰かに読んでもらいたい」という「過程」から生まれる強い自己顕示欲であり、彼の欲の前では、漫画を読んでもらった「結果」が生んだ金や名声なんてオマケ以外何物でもない。
このセリフは、オニグモを拾い、その生態を図鑑で見たのち、トーンナイフでグリグリと抉って悶えるオニグモをなめようとした際に言ったセリフである。
広瀬康一「マンガ家って職業の人は・・・『変わった人間』なんだなぁ~~~っ」
その後、自身のスタンド「ヘブンズ・ドアー」の能力で康一を本にし、彼の体験談を「傑作」と賞するほど興味を沸かせ、その記憶を奪うなどリアリティの為に暴走するが、康一を助けに来た東方仗助を興味本位でプッツンさせた事で敗北。
クレイジー・ダイヤモンド(破壊力:A)で殴られた体験すらマンガの題材(ネタ)にするなど、康一の言う通りこの人はジョジョならではの変人である。
この欲が高じて、マンガの為に山を6つも購入(!)し、破綻して康一の家に居候になるのはまた別のお話。