概要
互いに武器を向け合ったまま、「自分が攻撃を開始すれば、自分も攻撃されて助からず武器を引っ込めればすかさず攻撃される」という非常に緊迫感の溢れる命のやり取りを演出できる。
1対1での場合もあれば3人以上の人数で銃を向け合ってる状況もある。
アメリカでは膠着状態を指して、この単語が用いられる。
語源はアメリカの西部開拓時代にカウボーイが用いたスラングであり、この言葉自体は1867年から存在する。
古くは1966年のセルジオ・レオーネ監督のスパゲッティウェスタン映画である『続・夕日のガンマン』から始まり、1986年のジョン・ウー監督のアクション映画『男たちの挽歌』やクエンティン・タランティーノ監督の犯罪映画『レザボア・ドッグス』等で印象深く用いられたことで一気に有名になり、その後のマフィアやヤクザを題材にした作品でも頻繁に取り入れられるようになっていった。
基本は拳銃だが、まれに日本刀など銃器以外を突きつけることもある。
また、冷戦やキューバ危機等の核兵器での国の対立も定義に含まれる。
基本的に撃ち始めてしまえばどちらも助からない状態を指すスラングであるため、一人が複数人に銃を突きつけられる等の平等ではない状況は含まれない。
解説
西部劇映画などでよくある定番のシーンとして登場し、主に悪役がベラベラと真相を話すいわゆる「冥土の土産」な場面である。
近年では多用されたことの弊害か、「喋ってるならとっと撃て」などと映画ファンからは批判されることがある。