原題は『Space Ace』。
日本で1965年から1966年まで放映された竜の子プロダクションのTVアニメ、および同時期に『少年ブック』に吉田竜夫による漫画版が連載された『宇宙エース』の英訳版タイトルも『Space Ace』であり、pixivでも『宇宙エース』をモチーフとした投稿作品に "Space Ace" のタグが付与される例が多い。
概要
アーケード版ドラゴンズレアの流れを汲むLDゲームの一つで、作画担当のドン・ブルース氏を始めとした主要スタッフはドラゴンズレアとほぼ共通している。
舞台は近未来の宇宙へ移り、「スペースエース」のデクスターと侵略者ボーフの戦いを描く。
本作の影響を受けて製作されたのがタイトーより発売された宇宙戦艦ヤマトとタイムギャルであり、近未来SFを舞台にしている点や、プレイヤーがミスした時に黒幕がミスを笑う画面が挿入されるなど随所に影響を受けたと思われる描写がある。
なお、ドラゴンズレアと同様にHDリマスターされておりBlu-rayディスクやアプリなどでも気軽に遊ぶ事が出来る。
ドラゴンズレアと同様に、LD版を原作としながらも全くの別物のアクションゲームがスーパーファミコンにて発売された。
主要キャラ
- デクスター
主人公。タイトルにもなっている「スペースエース」とは彼の事。
元々はムキムキマッチョな成人男性だが、ボーフのインファイント光線によって子供の姿に変えられてしまった。
ゲーム中では一定時間を過ぎると元の姿に戻ることが出来る(最終ステージ以外は戻らなくてもステージクリア自体は可能だがスコアに影響が出る)。
- キンバリー
ヒロイン。インファイント光線を浴びたデクスターが気絶している間にボーフに拐われてしまった。
元々海外ではドラゴンズレアと共に人気作品であり、本作のヒロインである彼女は何とフィギュアも存在している。
- ボーフ
本作の黒幕。宇宙人であり、浴びた者を幼退化させるインファイント光線を武器にしている。
しかし、デクスターとの最終決戦で……
肌が青色で髭を蓄えている事や、ドラゴンズレアと共に作画担当が元ディズニー所属のアニメーター、ドン・ブルース氏である為ディズニーっぽさが強く、『汚いジーニー』などと呼ばれる事がある(なお、アラジンはブルース氏がディズニー退社後の作品である)。