概要
聖闘士の中で、アテナの侍女と戦士を兼業する女性限定の特別枠。
処女神であるアテナの身の回りの世話をするため、「すぐれた素養を持つ純潔な完全なる女子」が数名選出される。
その特性上女子のみしかなれない枠のため、「女であることを捨て去る」必要がなく、一般の女性聖闘士と異なり仮面の掟が適用されないため、全員が仮面を着用せず素顔で活動する。
聖衣のアンダーウェアは白いミニスカート丈のワンピースタイプになっている。
聖域での戦闘以外の勤務時は白いギリシャ風ドレスを纏う。
一般の聖闘士同様に厳しい体術と小宇宙覚醒のための修行を積み戦闘も行うが、上記の業務の内容から、家事や料理などのスキルや礼儀作法なども必要になる。また諜報活動にも従事する。
彼女達が職務上残した記録はアテナの身体などについての情報を含むこともあり、聖域の書斎には置かれず教皇のみが知る場所に置かれる。
階級との関連については不明だが、本作の設定が原作と同じ時間軸のため本編中では聖闘少女の中には黄金聖闘士はおらず(原作および本作の黄金聖闘士は全員が男性である)、本編中の説明や単行本の分解装着図により本作に登場する6人の聖闘少女は全員が青銅聖闘士であることが確定している。過去に白銀聖闘士や黄金聖闘士がいたのかは不明。
また本作の聖闘少女の育成は聖域が裏切り者であるサガの手に落ちている事情から、本編開始時には聖域にはいなかったようである。沙織降誕の際に本来彼女を看るはずだった聖闘少女達がオリヴィアを始め数人いたことが明らかになっているが、サガが沙織を殺害しようとした騒動に巻き込まれて全員が命を落とした模様。この際に幾人かの関係者が資料を持ち出して逃亡し、グラード財団と接触したようである。
そのため沙織の養家であるグラード財団が新たに聖闘少女を育成しており、翔子以外のメンバーは城戸光政の意思でグラード財団の「特待生制度」という名目でスカウトされた少女達を財団設立の「聖・アカデミー」という)訓練機関(表向きは全寮制エリート女子校の体裁)で修行させて就任という形で、聖域とは別動でなされており、上述の持ち出された資料も教材として使われていた。そのため聖域の指示で動く聖闘士達と異なりアテナが城戸沙織であるという事実を最初から知っている。アカデミーでは本編で聖闘少女となった響子ら5人の他にも多数の候補生(修行の進捗度合いによって「一等候補生」などの階級がある)がいたが、デスマスクの襲撃で全滅している。教官であったミトらも経緯は不明だが教皇に不審を抱き財団側と連携していたものと思われる。本作より過去の時代の聖闘少女の育成については不明。
またアカデミー出身でない翔子も沙織と面識のある女性聖闘士孔雀座のマユラが指導しており聖域とは別の育成を受けている。
アテナが降臨しない時代もあるせいか、常に置かれる地位ではないらしく、アテナが居なくなれば聖域を去ることになっている。そのため、聖域においては非常に珍しい存在のようで、資料も聖域には置かれず教皇のみが彼女らの情報を代々受け継いで来た。
このため黄金聖闘士といえどもその詳細を知る事はなく、当代の黄金聖闘士ミロですらも伝説上でしか存在を知らなかった。
メンバー
- オリヴィア
13年前に降誕したばかりの赤子の沙織に、聖域で仕えていた聖闘少女の長。