概要
JAL(日本航空)は、ANA(全日空)と共に国際便の旅客機を出している日本の航空会社の一つでもあり、世界における日本の「フラッグ・キャリア」(その国を代表する航空会社)でもある。2007年4月から、国際的な航空連合の一つ「ワンワールド」に所属。
歴史
戦後、GHQによって一切の日本国籍の航空機は飛行を禁止されたが、1950年6月をもってこの措置は解除されることとなった。それを受け、1951年8月に日本航空株式会社が設立された。1952年より自主運行を開始した。
1960年には初のジェット旅客機DC-8を太平洋路線に投入し、ライバルのパンアメリカン航空との競争を激化させていく。1967年には世界一周路線を作った。
前身の日本航空(旧社)は政府主導による半官半民の特殊法人であったが、1987年に民営化された。2002年に日本エアシステムと経営統合し、その後紆余曲折を経て現在の体制となる(詳細は後述)。
2010年1月に会社更生法を申請し、企業再生支援機構の下での再建を図ることとなったが、2011年3月末に会社更生を完了した。
「鶴丸」として親しまれていた旧マークは、2011年から順次復活される。
他の「日本航空」の略称
- 「日本航空」のJAL以外の略称として、「日航」と略して呼ばれることもある。
- 2002年に日本航空と日本エアシステム(JAS、[[旧東亜国内航空)が経営統合した際に設立された持株会社、日本航空システムの略称(2004年以降は正式社名)として用いられることがあった。日本航空は同社の全額出資子会社「日本航空インターナショナル」に改組されたが、同社を単に「日本航空」あるいは「JAL」と呼ぶ例も多かった。2010年12月に持株会社の日本航空が日本航空インターナショナルに吸収合併され、2011年4月に日本航空インターナショナルが日本航空に商号変更している。
機内誌「SKYWARD」
JALグループの機内誌。
JASとの経営統合の際に、両社の機内誌を統合(実質的にはJAS側の機内誌がJAL側のそれに吸収される形である)して創刊された。
就航地の観光情報や土産物などの情報の他に、機内オーディオサービスの番組表や路線図なども掲載されている。
タイトルは「SKYWARD」ではあるが、現状JALグループの運航によるハイラル方面への路線は設定されていない。