鳳仙
ほうせん
曖昧さ回避
漫画『WORST』に登場する架空の学園。→鳳仙学園
概要
日輪を吉原の地下に監禁しており、彼女に対して異様なまでの執着心を持ち愛憎入り混じった感情を抱いている。それと同時に、天敵である太陽を憎んでいながらもその一方で『太陽の光に浴びたい』という純粋な気持ちも抱いていた。日輪を殺さず自分の近くに置いていたのも何者にも屈せず決して心が折れない彼女を自らの天敵である太陽の重ねて見ていたがゆえであった。
晴太を日輪に会わせるために乗り込んできた銀時と交戦。一時は圧倒的な力量差で彼を完膚なきまでに叩きのめすが、反旗を翻したまだ生きていた銀時と百華の加勢で反撃を受ける。それでも彼らを圧倒し続けたが、神楽と新八の協力を受けた晴太が吉原のハッチを開いたことで太陽の光を浴びてしまい、急激に弱ったところを銀時に渾身の一撃を叩き込まれて敗北した。
敗北後、神威に自らの本質を説かれて暗闇の中で力尽きようとしたところ、日輪に「あなたは夜王なんて大層なものじゃない、日向で居眠りしたかっただけの普通のおじいちゃんなのよね」と評され、最期は彼女に看取られながら安らかに逝く。死後は「せめてあの世では日の光を浴びせてあげたい」という日輪をはじめとした遊女達の想いから、日の光が当たる場所へと埋葬された。
神威の回想において、春雨現役時代の若き姿で登場。吉原炎上篇では神威とは笑顔で旅をしているような描写があったが、実際にはそんな生易しい師弟関係ではなく、何度も立ち向かってくる神威を地に叩きのめしていた。ただし、一矢報いてみせた神威に対して彼の望み(母親を船で烙陽から連れ出すこと)を聞き入れるなど、それなりの情は持ち合わせていた模様。また、星海坊主が「昔戦った鳳仙なんかは強かった」「今の神威の力はあの鳳仙をも凌駕している」と、たびたび鳳仙に言及する姿が見られる。