図鑑データ
「あたしの名は敷波。以後よろしく。」
じゃ、概要いっきまぁーす!しゅっつげーき!
旧日本海軍の綾波型駆逐艦の2番艦、およびそれをモチーフとした艦隊これくしょんに登場するキャラクター。
容姿、抜錨! 心配いらないって!
栗茶色の長髪を黒いリボンでポニーテールにしている。眼は焦げ琥珀、つまり日本人によくある黒っぽい茶色で釣り目気味。
姉に負けず劣らずのふくふくとしたぽっぺたの持ち主で、しばふ艦隊特有の素朴さと目付きや性格も相まって独特の雰囲気がある。
艤装はしばふ特型駆逐艦の綾波型用の物を装備、綾波型の特徴を知っていれば一目で判別出来るデザインである。
グラフィックも仏頂面と見せかけて、さりげなくピースサインを出している。
結局、あたしの性格かー
性格も尖った部分があるわけではない。どこかツンデレっぽいが叢雲ほどわかりやすいものではなく、自己評価が低そうな部分もあるが羽黒や名取ほど極端でもなく…。その性格は極めて微妙なラインに収まっている。
しかし、そんな性格を表す台詞の数々が絶妙なツボを突いてきており、一部提督の間で根強い支持を得ているのである。
☆その例
「結局、あたしの出番かー。」
「へっ?いいのかよ、あたしとか強化してさ。なんも出ないよ?」
「なんだよ、あたしとかに投資しちゃってさ。…い、いいけどね!」
「司令官!あたしすごかったでしょ?ね!あ、いや…。まあどうでもいいんだけどさ…。」
「ふんっ、敷波のことなんか、どうせ忘れてるよね…。まぁ、いいけどさ……。よくない…。」
以上が台詞の一部であるが、これらから窺えるのは、敷波が艦これ屈指の照れ隠しキャラであるという点である。提督に対して好意的な感情を抱いてはいるが、それをド直球にぶつけるほど積極的ではなく、かと言って必要以上にツンケンした態度を取れるわけでもない。そんなどこかいじらしい姿ゆえに、一度ハマるとクセになる艦娘である。特に、最後の台詞は、2014年2月26日のメンテナンスで新規実装されたものの一つで、この台詞から敷波の魅力を知った提督諸氏も結構いるとかいないとか。
元となった駆逐艦敷波は、大戦果を挙げた姉や他の有名な駆逐艦らと比べると特に目立った戦果などは無いが、戦争の初期からずっと戦場に身を置き続けた歴戦の戦士である。言うなれば、縁の下の力持ちとして帝国海軍を懸命に支え続けた艦の一つである。
ひょっとすると、こうした史実がゲームの性格にも反映されているのかもしれない。
性能ね。ま、得意だからいいけどさ。
実際、数あるコモン駆逐艦の一人ということで性能的に関してもこれまた突出した点はない。
装備も多くの特型駆逐艦と同様に、初期は「12.7cm連装砲」のみ、改造後は「10cm連装高角砲」と「61cm三連装魚雷」となる。
しかし改二未実装の駆逐艦は、基本的に艦型ごとの性能差は薄いので最終的には好みでの判断となる。日々の遠征で頑張らせるもよし、主力として第一線に起用するもよし、なのだ。
見た目が姉とよく似ていることも手伝って印象が薄い提督も多いだろうが、今まで述べてきたような可愛さを秘めているので、ぜひ秘書艦として運用してみることをお勧めする。
余談
別作品の「シキナミ」
ヱヴァンゲリヲン新劇場版に登場する式波・アスカ・ラングレーの「式波」は、駆逐艦敷波の漢字を変更したものである。ファーストチルドレンがネームシップの「綾波」、セカンドチルドレンが「式波(敷波)」となったあたり、庵野監督は意識していたのだろうか。
限定ボイス
艦これ二周年記念以降、季節ごとの限定ボイスがたびたび実装されている。
どれも敷波らしさがよく出た味のあるボイスで、敷波提督なら一聞の価値アリ。
また二周年記念の際には、なんとしばふ氏謹製の敷波イラストが運営に寄稿された。
「特Ⅱ型2番艦」出自から引っ掛けての抜擢だったが、主人公格である吹雪や艦これの顔役の一人である赤城をも出し抜いての登場に、敷波提督のみならず多くの艦これファンが嬉しい不意打ちを食らった。
関連イラスト見ゆってか、ふん!
関連タグだよ。ちゃーんと見とけよー。
艦隊これくしょん 綾波型 綾波(艦隊これくしょん) 朧(艦隊これくしょん) 曙(艦隊これくしょん) 潮(艦隊これくしょん) 漣