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227系の編集履歴2016/09/28 22:21:36 版
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概要

JR西日本発足後、初めて広島地区に投入される新製電車であり、国鉄時代から数えても広島シティ電車政策で導入した115系3000番台以来32年ぶりとなる。225系をベースに様々な新機軸が盛り込まれており、先頭部と車内は521系3次車の仕様に変更された。

カラーリングは「広島らしさ」(県木のもみじ、広島東洋カープ厳島神社大鳥居など)をイメージした赤基調の新デザインとなっている。このデザインに至るまでは、複数のカラーリング案が検討されていた。駅施設のサインシステムと一体化したこのデザインの評価は高く、2015年度グッドデザイン賞の受賞に至っている。

先頭車の運転台側面にも転落防止幌が新製時から設置されている。この幌が翼を広げたように見えることや、将来の広島近郊の公共輸送を担うことなどから、「未来へ羽ばたく赤い翼」という意味の「Red Wing(レッドウィング)」という車両愛称が付けられた。

2016年4月現在は3両編成42本と2両編成16本の計158両が在籍。最終的に3両編成64本と2両編成42本の計276両まで増備される。

車内外・システム

ステンレス車体で先頭部分が鋼製。片側3扉で高運転台構造となっている。

車内は扉間が2+2列の転換クロスシート、車端部がロングシート。車内表示機は321系・225系の液晶式ではなく、LED式を採用している。

0.5M方式を採用して全車電動車となり、クモハ227形にパンタグラフが付いている。トイレはクモハ226形に設置されている。

運転台は225系のものをベースとした2ハンドルタイプで、呉線の東側区間や安芸路ライナーがワンマン運転のため、それに対応して一部機器の配置が見直された。

新機軸

「新保安システム」ことATS-DW、戸挟み検知機構、フルカラーLED式行先表示器、グラスコクピットを、JR西日本の在来線用車両では初めて採用した(後2者はN700系が初)。

行先表示器のフルカラーLED化に伴い、側面の表示器は種別幕と行先表示器が一体化された。221系以来永らく続いた「種別幕+3色LED」の形態は、ここにきてついに廃止された。

運用

2015年3月14日ダイヤ改正より山陽本線(糸崎~由宇間)と呉線で営業運転を開始し、同年10月3日より可部線にも進出した。

現在は山陽本線福山~徳山間と呉線・可部線で運用され、山陽本線三原~岩国間と呉線広以西、可部線では平日日中の全列車を担当している他、広島エリアの快速(シティライナー安芸路ライナー・通勤ライナー)も全て担当している。

車両区分について

JR西日本では321系以降に新製された普通列車用の車両形式区分の第2位(十の位)の数字が「0 - 3, 5, 6」を普通列車用車両のカテゴリとして使用しているため、事実上は一般形電車となるが、本形式は近郊形電車に分類されているため、本項では近郊形電車とする。

3両編成はA編成、2両編成はS編成となっており、後者は製造番号が-65からスタートする。

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