「人間と妖怪が仲良くなど、なってはならん!!」(映画の予告編のセリフより)
概要
『映画妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』に登場する妖怪にしてラスボス。
長身で白い長髪、黒い和服を着たイケメン男性という、ダジャレや現象などを面白おかしくキャラクターにする妖怪ウォッチの妖怪の中でも正統かつ異様な外見となっている。その容姿のためか某片翼の天使を連想する人も多い。また、「結界杖(けっかいじょう)」と呼ばれる髑髏をあしらった杖を持っており、これによって結界を発生させる。
彼の役職はエンマ大王の側近兼妖怪評議会議長。部下として犬まろ・猫きよという2匹の妖怪がいる。また先代エンマ大王の側近でもあった。
妖怪ウォッチバスターズ月兎組
「バスターズの妖怪達よ。お前たちのような、妖怪ワールドの秩序を乱すものはこの私が・・・」
「ここで捻り潰してくれるわぁぁぁぁぁ!!!」
エンマ大王の右腕として妖怪たちの政治の実権を握っている、妖怪評議会議長。普段は、美しい出で立ちで高貴に振る舞っているが怒りを解放すると、全身に触手が生えた、おぞましい本来の姿をさらけだす。(妖怪大辞典より)
人間と妖怪の交流禁止を止めるべくワイハービーチに向かったバスターズ。しかし、説得に応じることなく、部下とともにいきなり彼らを追い払おうと襲い掛かってくる。
変身した彼の姿は、頭と手を除く体全体がトゲの生えた黒い触手で覆われている。ちなみにビッグボス紹介のムービーにおいてキラキラのエフェクトをしながら髪をかきあげるというナルシストな一面が見られる。
ぬらり触手ムチ | 前方に向かって触手を叩く |
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恐怖のぬらり足 | 周囲に触手を叩きつける。攻撃範囲が広い |
直球ぬらり魔弾 | 前方に向かって魔弾を発射 |
地獄のプレッシャー | 猫きよ・犬まろ生存時に使用。彼らの全ステータスをアップさせる |
猫きよ・犬まろが生存中にぬらりひょんが倒れると、二人のどちらかが自分たちの妖力をぬらりひょんに託して倒れ、ぬらりひょんは復活する。そして、三人全員倒すと、ぬらりひょんは大妖魔ぬらねいらへと変身する。
映画
アニメ
「これより、人間と妖怪の交流を禁止する!!」
エンマ大王がインフルエンザA型に感染したことを切っ掛けにぬらりひょんは妖魔界を代理で支配し、このような宣誓をする。
EP5でケータ達は人間と妖怪の絆を取り戻すために妖魔界「ワイハービーチ」へ向かう。
コロコロコミック
映画より先に発表されているが、映画といくつか違う設定となっている。
人間のことをクズ呼ばわりし、人間を良くも悪くも変えることが出来るとりつきを一方的に拒否するなど、人間に対する激しい憎しみを抱いている。
杖を手放すと触手の姿に変身する。杖は彼の力を抑えるリミッターとなっており、これがなければ自分を制御が出来ないようだ。
ぷにぷに
ぷにぷにではぬらりひょんを友達にできる。(もちろんボスとしても登場)
種族はウスラカゲ族。必殺技は「裁きの超波動」
関連イラスト
余談
ちなみにコロコロ版でイナホが想像したはつでんしんに似ているとネットで言われていた。
関連タグ
妖怪ウォッチ ボス妖怪 ウスラカゲ族 映画妖怪ウォッチ 妖怪ウォッチバスターズ エンマ大王 犬まろ 猫きよ 先代エンマ大王 イケメン 美形悪役
ネタバレ
以下、映画のネタバレが含まれます!!! |
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アニメのネタバレ
「私はもう、無能な王についていくのは、まっぴら御免なのだよ・・・!」
実はエンマ大王が病気になったというのは、ぬらりひょんが妖魔界を支配する為についた大嘘である。
彼は先代のエンマ大王(以降、先代と呼ぶ)が語った「人間界と妖魔界の交流を断つ」という思想を守るため、それとは真逆の思想をもつ現代のエンマ大王を、退任届を書く事で解除させる仕掛けの結界に閉じ込めた。そして前述のインフルエンザに罹ったという嘘の伝達を猫きよと犬まろに伝え、人間界と妖魔界の認識次元を断ち切った。
「人間との交流禁止」に物申すために来たジバニャン達を追い払うため、触手の姿になって部下と共に戦闘、上記の事実をバクロ婆のとりつきによって判明された上に、決してあきらめないジバニャンらの抵抗に怒り、大妖魔ぬらねいらに変身して彼らを一蹴した。
だが、ケータとイナホによって召喚されたエンマ大王に成す術もなく敗北、そしてエンマ大王の妖力で元の姿に戻った。エンマ大王に「これからは一緒に妖魔界と人間界をより良くしよう」と笑顔で言われたぬらりひょんは、エンマ大王の笑顔に先代の意志を汲み取り、涙を流しながら忠誠を誓うのであった。
その後は先代に引き続き側近をしている。
また映画3弾にも登場する予定。アニメ世界で起こっている異変を大王と探っている最中に異変でコミカルなダンスをしてしまうらしい。
マンガのネタバレ
こちらもエンマ大王を封印し、インフルエンザにかかったという嘘の伝達で人間界と妖魔界の認識次元を断つ行為を行った。
猫きよと犬まろを退けたジバニャン達を結界杖の力で応戦、ロケットで援護に駆けつけたケータに対しては後ろから手刀で殺害しようとするが、エンマ大王の命令によってケータの護衛を任されたするデーモンオクレに妨害される。そして、結界杖が破壊されたことにより、触手の姿に変身して暴走。こちらもバクロ婆のとりつきによって事実を暴露されただけでなく、ある悲しい過去も判明した。
彼は昔、何処かの農村で暮らしていた人間だったが、村を襲ってきた盗賊によって子供を殺され、自身も斬殺された(この場面はケータを殺害しようとした場面とほぼ同じ構図となっている)。そして先代に取り立てられた彼は、先代の思想「人間界と妖魔界の交流を一旦断ち切る」をただ一人守ろうとしたのである。
何度攻撃しても起き上がるタフネスさで、ジバニャン達とケータとイナホによって召喚されたエンマ大王で追い込むも、先代への義理と、妖怪達がケータと関わって改心した事実を知ってる事をエンマ大王に指摘された事によってついに降参、自ら変身を解いて罰を受ける覚悟を決めた。そこでエンマ大王から「これからも俺の下で働け」という処罰を受けたことにより、彼に忠誠を誓うのであった。