CV:肝付兼太→???
1991年に公開された『それいけ!アンパンマン』の第3代目の映画「とべ!とべ!ちびごん」で初登場した。特に過去のエピソードなどの関連は明かされていない。公式ホームページでは「みかけは こわそうだけど、のせられやすい おちょうしもの。ドキンちゃんが だいすき。いろいろな ひとに でしいりするが、なかなか うまくいかない。」とされている。
性格
初登場した映画「とべ! とべ! ちびごん」では特にアンパンマン側でもばいきんまん側でも無くちびごんの保護者的な役割が目立った(ただしこの時からドキンちゃんに惚れたのかウィンクしてドキンちゃんから読んでいた本を投げつけられるシーンがある)。
後にアニメ本編での「アンパンマンとホラーマン」ではドクロの形をした岩山でばいきんまんとドキンちゃんに出合い、惚れ込んだことをきっかけにドキンちゃんに付きまとうようになる。
ばいきんまんからは「アンパンマンを襲え」と命令され、おびき出す為に学校で子供たちを驚かそうとするも、なぜか勝手に頭蓋骨が回転し止まらなくなってしまい、皆を笑わせてしまう。そしてそのまま、ばいきんまんサイドになろうと皆から好かれるようになっていっている。
キャラソンでも「信じるものは何もない、敵と思えば味方だし~」と歌っている。だがドキンちゃんに惚れているため、基本的にばいきんまん側に付くことが多い。ただ、自分から子供を助けようとしたり、アンパンマン達の手伝いをしたりするなど、根はいい人のようである。また『ばいきんまんと鉄骨ホラーマン』で「皆の役に立てるんですねぇ~ホラホラ~」と言って喜んでいた。また、ホラーマンにそっくりな女の子で、海底のホラホラ王国のお姫様であるホラコ(ホラ話が得意。優しくしてくれたホラーマンを慕うあまり、ホラーマンの娘だとのホラを吹いた。)に好かれている。
ドキンちゃんからは邪険にされる事が多いが、彼女のためにパンを作った時には真摯に接した。
やなせたかしは、『アンパンマン伝説』で、「いいやつなのかわるいやつなのかちっともわからない」「いろんなところから唐突に現れることができるのが面白い」「ホラーマンはダンディーかつ案外純な奴」「彼を出すとナンセンスの色合いが強くなる」「最近の政治家に多いタイプ」と語り、ホラーマンは自身の創造したキャラクターの中でもお気に入りだと言っている。
また、「実は1回出して終わりだと思っていたが、意外と人気があって、気づいたら準レギュラーになっていた。不思議ですねぇ、ホラーですねぇ」と笑っている。肝付兼太氏に「これは淀川長治でいこう。でも、あんまり淀川さんにしないでね」と注文をつけたのもやなせ氏である。
初期のアンパンマンでの気ままキャラの中では善悪の概念を持たず、自分の良し悪し問わず趣味や興味のあることが好きである性格なため、
ばいきん仙人やロールパンナ同様、善悪両方を持つ中堅的なポジションに彼も入っている。
強さ
ホラーな演出では強いが、空回りが多いので基本的には弱い。しかし不死身ではある。
物が体に当たるなど何か衝撃が加わると、体がバラけてしまうがすぐに自らの意思で戻すことができる。最近になるとバラバラになってしまう場面はちょっとショッキングなのか、無くなっている。
また、『ホラーマンとあざみちゃん』ではあざみちゃんの言葉による攻撃を全て良い方向に受け取るなどしていて、ダメージは余り受けていなかった。
映画の同時上映「ホラーマンとホラ・ホラコ」ではホラコのほら話でホラー侍になりきったときは、ばいきんUFOのマジックハンドを壊す程度だった。
ホネホネブ-メラン
ホラーマンの唯一の道具。公式ホームページによると服の胸部分に付いているマークらしきものが”ホネホネブ-メラン”だとされており、作中でもこのマークを取り外して戦う描写がある。
ブーメランの形状は×字型で飛ばすだけではなく、2つに分けて飛ばす場面もあり、二本の骨がそれぞれ独立している模様。