燭台切光忠(刀剣乱舞)
しょくだいきりみつただ
刀について詳しくは→燭台切光忠
プロフィール
「僕は、燭台切光忠。青銅の燭台だって切れるんだよ。……うーん、やっぱり格好つかないな」
「格好は常に整えておくべきだよ。いつ誰が見ているかわからないからね」
「僕がいないからって、適当な服を着てたら駄目だよ」
「長船派の祖、光忠が一振…… 参る！！」
容姿
右目に眼帯を付け、黒い表地に燕尾部分の裏地の華やかな赤い模様が印象的な燕尾服を纏った男性の刀剣男士。イメージカラーは黒と金色。燕尾服の下にはベストを着込んでいる。
右目側に分けた前髪が長い黒髪。何気につむじ？が二つある不思議な髪型をしている。目の色は「金に燭台の火が当たったような色合い」の金色。
手入れ台詞で髪を直してくると言うが、太刀であるため相応に手入れ時間は長く数時間かかることもざらにあるので、格好に気を配る普段の様子と相まってこの髪型は相当な気合の入ったスタイリングなのでは？と囁かれている（審神者に対して気を遣った発言ともとれる）。
内番では通常服同様に黒・金・赤を基調としたジャージ姿。下に着ているのは黒の半袖のTシャツ。右肩に施されたマークは「月と火を切る」ようなイメージでデザインされたらしい。
後述の伊達者という設定の通り、公式設定集の刀剣乱舞絢爛図録によると黒い手袋も普段と内番では微妙に丈が違うものを着用していたり靴の裏にまでデザインがあったりと、目に見えないところにまで拘りを見せるお洒落さん。
藤未都也氏は公式からナンバーワンホストのようなイメージを指示されてデザインしたと過去にTwitte上で発言している。ゲーム内でも隊長に任命すると「ご指名かい？」と言ったり、新入りを「新人／新刃くん」と言ったりしている。
キャラクター像
『備前長船派の事実上の祖といわれている刀工、光忠の作。
名は、伊達政宗がこの太刀で家臣を斬った際にその勢いで燭台まで斬れたという話が由来。
伊達者で格好の良さにこだわる。
同じく伊達家にあった太鼓鐘貞宗とは「みっちゃん」「さだちゃん」と呼び合う仲。』
(刀剣乱舞絢爛図録より引用)
一見しただけだとクール系や俺様系のキャラクターかと思える外見だが、実際の性格は一人称『僕』の穏やかでとても面倒見の良い人物。ドロップの瞬間から多くのプレイヤー達を驚かせている。
艶のある低音ボイスの柔らかな物腰であり、～だよね、～だよ、～だろう？、～かい？といった口調。
しっかり者でもあり、主たる審神者を保護者のように柔らかく諭すような発言をしたりする。
本丸で放置すると「暇だからって、だらけちゃいけないよね」と言ってきたり、万屋に共に行くと「無駄遣いしても僕はお金貸さないからね？」と発したり。正月限定ボイスでも優しく食べ過ぎないよう注意してくれる(思わず返事をしそうになった審神者がいたりいなかったり)。
このギャップにやられた人が多いとか。
伊達男の語源ともいわれる（※諸説あり）伊達政宗の上記の逸話により命名されたためか、格好がつくことにこだわる台詞が多い。遠征に出向く際には「自分の留守中にいい加減に過ごしてたら駄目」と言い残すあたり、自分にも他人にも厳しいのかもしれない（政宗の言行録で「身なりはきちんと整えるべき」という発言があるのでそれを反映させたキャラ設定の可能性がある）。
格好の良さに拘る刀剣男士は他にもいるが、台詞によると燭台切光忠の目指す格好の良さとは単純な見た目の良さだけではなく、立ち振舞いなどを主に指しているのかもしれない。
刀帳では「政宗公に対して悪い感情はないけど、名前の由来が、人を斬った時にそばの燭台まで一緒に切れたから、ってのはねえ……。いくら青銅の燭台とは言え、もうちょっと強そうなものだったらカッコ良かったんだけど」と語っており、刀らしい矜持を持っている面も窺えたりする。
畑当番の際に料理に言及しているのは、伊達政宗が「来客の際には自ら台所に立ち、料理を作ってもてなした」という逸話があるほどの料理好きだったことからきている物と思われる。
2015年7月26日のニコニコ生放送『朝から朝まで生ワンホビTV18 昼の部』の『Orange Rouge 「刀剣乱舞-ONLINE-」ステージ』では、担当声優の佐藤拓也氏は畑当番の台詞に関して、「「野菜との距離を詰めて言って欲しい」と製作サイドから要求された」と語っていた。
ちなみに公式のあるコラボグッズでは手慣れた様子で料理をしている姿がキーホルダー化されていることから、実際に料理が出来るようだ（それも得意なのかもしれない）。
コラボカフェでの燭台切光忠のメニューには眼帯をモチーフにした食材が何故か毎回入っているので、お茶目？な面がありそうでもある。
刀剣乱舞-ONLINE-のLINEスタンプと、ねんどろいどでの彼の表情には『困り笑顔』もあった。
佐藤拓也氏は先述の面倒見の良い面も、保護者のような目線の発言と解釈していることを同じ放送内で触れている。
格好にはとても気を配るが軟派者というわけではなく、畑当番といった汚れる仕事でも難色を示さず、むしろ楽しそうに励んでいる。また戦闘では武人らしく凛々しい面が窺える。
前の主は伊達政宗、と話すのは大倶利伽羅と同じ。
B'sLOG2015年4月号や刀剣乱舞絢爛図録における大倶利伽羅のキャラクター設定文では、「旧知の仲」の一人として書かれている。→伊達組
伊達家にあった短刀とされている太鼓鐘貞宗(刀剣乱舞)については、近侍をしているとき審神者に「さだちゃんはこっちに来てる？太鼓鐘貞宗。通称さだちゃんだよ」と聞いてくる台詞がある。
刀剣乱舞舞絢爛図録でも互いを愛称で呼び合う仲であるとの記述があったため、ユーザー間では太鼓鐘貞宗の実装に関する期待が高まっていたが絢爛図録が発売された時点では実装の予定は立っていなかった。
しかも、上記の台詞や設定に加えて貞宗派の別の刀剣が先に実装されたのでユーザーからはよく弄られていた。が、2016年6月20日の夕方ごろ、刀剣乱舞公式twitterにて「新刀剣男士」のチラ見せがあり、後に太鼓鐘貞宗であることが判明し正式に実装されることが決定した。光忠は勿論、多くの審神者にとって大歓喜の瞬間であった。
そして、太鼓鐘貞宗実装に伴い伊達家に関係する刀剣男士たちの回想と内番が追加。所謂伊達組の刀剣男士との畑当番ではやはり畑仕事に嬉々として取り組み、野菜への拘りを見せている。
回想では小夜左文字に対して面倒見の良さを発揮。料理が好きで得意でもあること、伊達組のまとめ役であることがわかり、ますます「面倒見の良い世話焼きのお兄さん」というイメージが強まった。ぜひその目でご覧あれ。
ちなみに、小夜左文字のことは「小夜ちゃん」、大倶利伽羅のことは「伽羅ちゃん」、鶴丸国永のことは「鶴さん」、歌仙兼定のことは「歌仙くん」と呼ぶ。
へし切長谷部とは気が合いそうだと感じたが、彼は元の主のことを嫌ってるから話が合わない、と言っている。へし切長谷部のことは「長谷部くん」と呼んでいる。
ちなみに刀はよく見ると刃文が乱れている。これは長船光忠の作品は丁子乱れを主調とする華麗な刃文が特長だからだと思われる。(実際に水戸徳川家が編纂した武庫刀纂では、押形を見る限り燭台切光忠の刃文も丁子乱れで華やかだったそうだ)
二次創作では、面倒見のよさや料理が得意そうな一面からオカン扱いされることも。→お刀さん
性能
生存の初期値が太刀の中で最も高い。そのかわり機動の初期値は低め。
特の連結MAXでは打撃が太刀のなかでは大典太光世に次いで二位、生存と統率が同一位タイと優秀だが、やはり機動は遅めで刀装や馬で補強が必要。
入手しやすい非レア太刀でありながら優れたステータスのため使いやすい存在である。
アニメ『刀剣乱舞-花丸-』
アニメ『刀剣乱舞-花丸-』では12番目の刀剣男士（本丸では最初の太刀）として登場。主に料理の腕を振るう事が多く、その美しい包丁フォームを歌仙兼定から絶賛されている。
4話で鶴丸国永と買い出しに行った際には天然ボケを炸裂してサングラスを大人買いし、眼帯の上にサングラスを装着というスタイルを行い視聴者を驚かせた。
5話では旧知の仲の大俱利伽羅が顕現したが、他者と慣れ合わない主義の彼が孤立していることを心配し、鶴丸国永に相談していた。歌仙兼定・鶯丸・薬研藤四郎・山姥切国広らとホスなんとかごっこで彼をもてなし、琴の音や料理をきっかけに伊達政宗公の話になり、昔話に花を咲かせることで打ち解けた。
へし切長谷部とは、6話では唐突に二人でうどんミュージカルを繰り広げ、視聴者を混乱に陥れた。どういうことなの……
カードファイト!!ヴァンガード
こちらではカードファイト!!ヴァンガードのタイトルブースター刀剣乱舞で収録された彼も紹介する。
太刀であるのにもかかわらずRRのクリティカルトリガーとして収録された。
リアガードでこのユニットがスタンド状態でいる場合ヴァンガードがアタックすると、このユニットがソウルに置かれ前衛のユニットのパワーを3000アップする効果を持つ。
またRRというホイル加工した光るカードであるためトリガーチェックでかっこよく決めたいのであれば入れても損はない。
フレーバーテキスト
「せっかくの晴れ舞台だ。格好良くいこう！」