ナイフヘッド

ないふへっど

ナイフヘッドとは、SF映画「パシフィック・リム」に登場する怪獣。

データ

海底から出現した巨大生物「KAIJU」の一種。別名、衝角怪獣。

予告編でもおなじみの怪獣であり、物語の序盤で主人公の乗るイェーガー「ジプシー・デンジャー」と激戦を繰り広げる。

体重2500トンのヤマアラシを抜いて、当時出現したカテゴリー3の中では最大。模様は珍しく暖色系のカラー。硬質化した刃物のような頭が特徴で、その角による一撃はイェーガーを易々と貫く。ミツクリザメやホオジロザメっぽいのに海を犬かきで泳ぐ姿は、ちょっとかわいい。尾びれもないので仕方ないのだが。

小型の副腕同士が合体した長い1対の腕と、その下にある小さなもう1対の腕という体系はナイフヘッドの他、数体の怪獣に共通している。これは金型流用によるコストダウン…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ、怪獣が一つの素体からクローン培養で大量生産され、そこから改造を加えて作られたものである為。

日本ではなんとゆるキャラ化されている。

誕生日	8月9日生まれ(永遠の4歳)
特徴	オデコのナイフも凄いけど、爪とか牙とかも鋭くてヤバい
性格	切れ味鋭いジャックナイフ的な(笑)
趣味	料理。オデコのナイフでホオジロザメを3枚に下ろせます
特技	水泳では負けません！
好物	鯨とか鮫とか
苦手	ジプシー・デンジャー　アラスカの攻防でボコられた…
目標	ガチャピンさんのように、色々な事にチャレンジして、人気者になりたいです！まじ、尊敬してます。
名前の由来	頭がナイフの様な形をしているので人間が勝手に命名しやがった

ジャパンプレミアなど日本でのイベントに参加した他、公式ツイッターで最新情報を教えてくれたりしている。

2020年に裂け目から出現。ロミオ・ブルーの追跡を振り切ってアラスカ州アンカレッジに向かい、その道中で漁船「ソルトチャック号」を襲おうとして、救助に現れたジプシー・デンジャーと交戦。

苦戦させるも腹部にプラズマキャノンを2発喰らって吹き飛ばされる。

しかしこの攻撃には耐えており(下の小さな腕で射線を急所からずらしていた)、油断していたジプシーを海中から急襲。頭部の角で左腕を切断し、更にコクピットのある頭部に爪を突き刺してパイロットのヤンシー・ベケットを殺害してしまう。

ダメ押しとばかりにジプシーをメッタ刺しにするが、残ったもう１人のパイロット、ローリー・ベケットの決死の反撃により最大出力でのプラズマキャノンをゼロ距離で発射され、氷の海に沈んだ。

ナイフヘッドはコクピット=パイロットがイェーガーの弱点である事を見抜いており、執拗にそこを狙って攻撃していた。また、アンカレッジの基地を直接狙って襲来した。

つまり、どこかの時点で怪獣は「コクピットを狙う」や「基地ごとターゲットにする」というイェーガー対策を確立したと思われる。これまでの長い戦いで、怪獣側にもデータが揃い始めたのだ。その後イェーガーの被害は拡大し、対怪獣戦争は人類から怪獣優勢へと徐々に傾いていく事になる。

アバンタイトルの戦闘にも関わらずいきなり主人公機を大破させ、容赦のない戦いを見せたナイフヘッドは、本作品での怪獣がいかに強大で恐ろしい存在であるかを観客に知らしめた。