概要
玩具メーカー「タカラトミー(前:トミー)」の、鉄道模型を子供向けにデフォルメした玩具シリーズ。姉妹関係にトミカがある。
2014年で発売55年周年を迎えたロングセラーで、子供の頃、これで遊んだ人も少なくないはず。
発売されてから50年以上レールの規格が変わっていないのも特徴。
「プラ汽車セット」がプラレール初めての商品で、電池を使用しない手転がし商品として登場。
後に電池を使用する車両が登場し、スイッチを入れると走り出す車両が現在まで発売されている。
スイッチは正面下部から屋根上に移動され、現在使用されている新型シャーシは先頭車の後ろ側についている。なお、ただスイッチ位置が変更されただけでなく、ゴムタイヤや連結器の交換も簡単にできるようになった。今後旧商品も新型シャーシに統一、順次置き換わる模様。
車両は現在走っている新幹線や特急型、通勤型、機関車などに加え、きかんしゃトーマスシリーズ、チャギントンシリーズなどもラインナップされている。
同社のオリジナル企画「ハイパーシリーズ」との連動によるトミカとの複合製品も多い。
なお姉妹商品としてプラレールアドバンスがある。
鉄道会社における活用
プラレールは、玩具でありながらそのクオリティの高さや扱いやすさから、鉄道会社(特にJR東海の新幹線事業部)における乗務員の訓練用教材として用いられている。
またイベントなどで、過去に実施された鉄道工事に関する説明などに用いられることもある。
「笛コン」
笛を吹くことで発車や停車をコントロールできる「笛コン」というコントローラーと、専用シャーシが登場。
「L0系超電導リニア」のセットが初登場。シャーシに対応車両のボディを載せ替えることで、様々な車両を笛でコントロールすることが可能。
操作方法は、停車状態で笛を短く吹くと発車、走行中に短く吹くと停車、走行中に長く吹くと少しの間スピードアップする。
笛コンのかわりにスマートフォンアプリで操作することも可能だが、スマホを振ったりする動作を必要とする。また、人間の声などに反応して勝手に発車することもある。
今後発売される車両も笛コン対応になるが、最初から笛コン対応シャーシではないので、笛コン同梱車両セットをあらかじめ購入しておく必要がある。
シンカリオン
同製品規格車両に変形ロボットのギミックを搭載したいわゆる「合体変形するプラレール」。そのため先頭車にモーターギミックがない。
想定外の需要過多
そんなプラレールだが、2016年7月ごろから予想の斜め上を行く展開で急激に需要が伸びる事になる。それはポケモンGO。
同ゲームはプレイヤーが歩けば歩くほどレベルが上がったりタマゴを孵したりする事が可能であるが、3DSのようなジャイロセンサーではなくGPS形式での計算となるため本体を振って歩数稼ぎといった事ができない。
それをめんどくさがるインドアな人たちが楽して移動歩数を稼ぐために目を付けたのがプラレールというわけである。
もともとポケモンプレイヤーは両方のバージョンを買って一人通信をしたり十字キーを固定してタマゴの自動孵化を試みる層が結構いる。
その結果、Amazonでは人気商品としてプラレールの拡張レールが取り上げられるなどの奇妙な現象が現在進行形で発生中である。
公式サイト
http://www.takaratomy.co.jp/products/plarail/