「若い子たちの発想にはあたしゃついていけないからねぇ?」
人物像
テニス部の部長で、高い実力を持っているが、マイペースで運動が苦手な得意ではない後輩たちに囲まれながらのんびりとテニスをしている。
後輩である小鳩あずさや熊沢ひめのが少しずつ成長するのを見守っている。
自らを年寄りと称し、鶴海ひまりからは「おばちゃんっぽい雰囲気」と評されている。『運動部のビッグマム』という通称を持ち、校内では『対立候補』に匹敵する人気を誇る。ただし当人はビッグでもマムでもないと言い、この呼び名をあまり気に入っていない。「あめちゃん」を常備しており花音ことりや鯱いかりに振舞っている。ちなみに『俳諧』の教室に出入りしており、年配の方々からちやほやされているらしい。
怒ると恐いらしく、戦闘力では作中最強クラスである山條ぎんの悪ふざけを一括で鎮めたり、日滝ましろのイビキにキレて猿ぐつわを噛ませるなどしている。チート能力の塊のような天宮るりに対しても平気で割り込んで説教するなど精神力ではおそらく作中最強。また、ぎんから護身術を習っており、榊むつみの奇襲に対しても即座に無力化して見せている。
両親は君咲学院の近所にあるショッピングモールの元締めのような存在で、当人も店に一声かけるだけでバイトを雇わせることができる程度の発言力を持っている。
面倒見がいい性格であり、問題児たちの依頼で、中学生時代に行動を共にしていた小鳩あずさを部員として預かっている。また持ち前の怪力を考慮してテニス引退を考えていた熊沢ひめのに対し『ぜんぶ受け入れるから』と言って引き入れている。テニス部内の雰囲気はまりの人柄ゆえに非常に和やかであり、練習後はお茶会になったりカードゲームで遊んでいたりしている。これはまりが膝を壊した結果、あまり長い時間練習が出来なくなっていることにも起因している。小さな子供や動物からも懐かれる性格であり、神無月ほとりの飼い猫であるサチエにも懐かれている。
君咲学院が過当競争あった頃、問題から目を逸らして部活に没頭し、挙げ句の果てに膝を壊した過去がある。この頃『図書室』として暗躍していた峰山しおんとやりあったらしいが、現在では仲が良く、度々図書室に顔を出している。『赤鬼』と呼ばれ、荒れていた頃は学校行事にほとんど参加しなかったため、あずさやひめと笑顔で過ごせる今に幸せを感じており、学院を改革した鶴海ひまりに感謝している。
その他情報
関連イラスト