山條ぎん
さんじょうぎん
「山條ぎんちゃん、罷り通っちゃう!にゃはは〜☆」
長らく学院を不在にしたまま、武者修行に明け暮れていた。修行から戻って来てからは、部活の後輩たちを楽しく、時折厳しく指導している。武術に才能のある生徒を見つけると、手合わせしたくなってしまう。
その昔、外の世界に連れ出した事から剣道部の後輩である悠木ともこに慕われている。ともこのの愛刀ぴょんぴょん丸はぎんが譲ったもの。
1年生の頃、行き場も帰れる場所もない者達が集まる屋上の『番長』をしており、問題児湖南やことも衝突(というか一方的な制裁)をしている。学院最強クラスの戦闘能力を持ち、軍人系アイドル羽森つばさを他の刺客を倒す片手間で圧倒している。
山條家は悠木ともこの家系に仕える一族であり、男児を望んでいた両親によって「ぎん」と名付けられた。彼女の母は一代で財をなした女傑であり、ぎんに良縁を結ばせる事で己の地位を磐石なものにしようと企んでいた。ぎんは16歳の誕生日を機に無理矢理結婚させられるはずだったが、ぎんが懇願した結果君咲学院に入学し卒業まで先延ばされる事になった。しおんによればこれが1年生の頃荒れていた理由である。この件は誰にも秘密にしていたが、挙式直前でしおんに関知され、転校生らの活躍によって破談に持ち込む事に成功する。
交友関係
『図書室』と呼ばれていた頃の峰山しおんは『何をすればいいのか』だけをぎんに伝えぎんがその通りに実行する事で問題を解決していた。なお、しおんはかつて花丘まりと衝突しているはずだが、ぎんがその一件にどのような関与をしているかは特に言及がない。
神樹はじめ評して曰く「ちょっと不器用で、人見知りな、女の子」。ぎんが抜刀していたにもかかわらず平然と(弓に矢をつがえながら)接してきたはじめを強者と認めており親しくしている。
はじめの妹である神樹いちかは剣道部の後輩であり、時に厳しく時に優しく鍛えている。悪いものに集めやすいいちかに邪気を吸い取る妖刀を預け、それでも乗っ取られた際は実力行使によって正気に戻している。
花丘まりを慕っており、そのつながりで棗ひびきとも仲がいい。日滝ましろとも海水浴の際に友達になった。なお、この4人は京都への修学旅行でも同じ班になった。なお、ましろは転校生に「何か辛いことがあって不登校になっていたにちがいない」と述べており(ユーザ誰もがましろの勘違いだろうとたかを括っていたが)長い月日を隔ててその直感が実は正しかった事が判明する。
ともこ曰くドMであり、そのせいで柔道部の八壁ひかるからは苦手とされている。なお二人とも龍泉寺レンレンの叔父が経営する「恋恋飯店」の常連。レンレンの前にはダニエル老師として現れたことがあり、着ぐるみというハンデをものともせず圧倒した。
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