「君の心と人生は、君だけのものだ。けれど、君の周りにも無数の心と人生があることを、忘れてはいけない」
「さぁ、久方ぶりに『図書館の怪人』が演出する悲喜劇の始まりだよ。お話が好きな子は、寄っといで♪」
プロフィール
人物
もの静かで、片時も本を手放さない程の無類の活字中毒者。日がな一日図書室にこもって読書にふけっている。様々な本を読むため、色んな知識と雑学に長けている。
君咲学院の事なら何でも知っていると豪語する学院の影の支配者。かつては『図書室の怪人』と呼ばれ、荒れていた学院で巻き起こる問題の解決に尽力していた。その当時は『番長』山條ぎんを利用していた。図書室で貸し出される本から問題を見つけ出しその解決方法をぎんに伝え実行させるのが彼女らのスタイル。
しかし、最終的には深鳥ふみを巻き込む何らかの事件をきっかけに引退。忘れ去られた物語の登場人物を自称し今の君咲学院を見守っている。なお、湖南やこら問題児も騒動を起こす際彼女に助力を求めている。
ビブリオマニア
「文章に貴賎はない」を信条にしており、活字なら教科書や辞典、果ては「えっちな本」すらも読書の対象にする本の虫であり、本が読めない暗い場所や風の強い場所を嫌っている。全ての文学少女の味方を自称しており、本を求めにやってくる利用者たちには優しいが、本を乱雑に扱う者に対しては容赦しない。
メタ発言をしたことがあり、天宮るりに改変された世界においても異変の原因が作者であるるりである事を誰よりも早く突き止めている。
交友関係
現在は帰宅部だが、かつては新聞部の部長を務めていた事が後に明らかになった。ふみとは文学論をぶつけあう端から見ると不思議な関係だが、一時期は現在の夜霧はやてと笹芽ひよののような関係だったらしい。
しばしば文芸部に出入りしており、木之下ゆゆ・藍乃あいからの作品を読むのを楽しみにしている。部長である鶴海ひまりに対して文学ネタを振ることもあるが、理解されないことがほとんど。あいかには自分が担っていたとある役割を譲り、後継者にしている。
「馬鹿な子ほどかわいい、生意気な子ほどいじらしい」と語り、いたいけな少女に「師匠」や「お姉ちゃん」と呼ばせたがる悪癖がある。鶴海ひまりや鯱いかりは彼女の琴線に触れる何かがあるようだ。
転校生を「少年」と呼び、中性的な喋り方をする。「誘い受け」など新しく出来てきた言葉を使ってみたり、ダジャレも飛ばしたりする事もしばしば。
精神年齢が近いのか花丘まりと仲が良いが、かつては敵対していたらしい。