「剣はペンより強いですよ」
「土下座していなさい、家畜のように這いつくばりなさい。首筋が見えているその姿勢の方が、打ち首にしやすいですからね」
プロフィール
人物
生徒会の会計を担当している他、雑務や生徒会長の鶴海ひまりのこなせなかった仕事も請け負っている。
手際が良く、四方みつるとともに生徒会の事務仕事をこなしている。偶然を装って転校生に仕事を押しつけるなど意外にちゃっかりした性格である。生徒会に滅多に顔を出さない幸運の双子に頭を悩ませており、たびたび裏ともこ化して追い回すため恐れられている。
文武両道で仕事が早く、真面目な性格。手持ちの刀を持つと裏の性格が表れ、非情で好戦的な面が出てくる。
戦闘能力は高く、素の状態で沖田総司の三段突きを再現できるほど。また、手裏剣を正確に投擲できる能力があるほか、槍の類いも使えるらしいセリフがある。部長に勝つべく日夜鍛錬しており、ジャイアントスイングなどもはや剣道でもなんでもない技まで習得している。
家族
両親のほか祖母と妹がいる。自称・「没落貴族」の娘であり、武家の家系だったらしい。剣道部部長の山條ぎんの家系は元は彼女の家に仕えた従士であったが、幼いころに彼女に外の世界に連れ出された事から並々ならぬ尊敬を抱いている。愛刀・「ぴょんぴょん丸」はそんな彼女から譲り受けたもの。
現在は分家である山條家に広大な土地の大部分を取り上げられている。権力を振りかざし好き勝手に振りかざして寝首をかかれた実家の過去から、自らの権力を他人のために使う鶴海ひまりを尊敬しており、表向き憎まれ口を叩きながらも慕っている。
父親は好事家で、古美術品収集や芸術家のパトロンをしている。深鳥ふみの父親とも知り合いらしく、豪華客船でのクルーズにも招待されている。
裏ともこ
刀を抜くと好戦的になる一方、刀を取り上げられると気弱で落ち着きの無い性格になり、感覚が鈍くなる。ちなみに初登場時段階では武器を持ってない状態でも、三波なつみから『覇気がない』と評される程度だった。刀でなくとも刃物であればある程度代用は可能らしく、包丁を握ることで正気を取り戻した事も。
帯刀している間は落ち着いた性格であり、狂言回しとして利用しやすいためかメインストーリー・サブストーリーともに登場話は多い。普段はまともな戦闘狂という意味ではメインライターである日日日過去作品の彼に立ち位置が近いためかもしれない。
所持している日本刀
ぴょんぴょん丸という日本刀を抱いたまま眠るほど(※色んな意味で危ないので絶対に真似しないでください)溺愛している。これは元々は剣道場に飾られていたぎんの私物である。誤って折ってしまった償いとして君咲学院の5人の強者と戦って勝利を収めた結果、ともこに譲られた。イラストでは黒塗りの鞘に金縁の鍔、(実際に可能なのかどうかは不明だが)側面に加えて前後にも菱形が出来るように柄糸が巻かれた日本刀として描かれる。
もう一振りフランソワという日本刀を所持しており、これは剣道部の夏合宿の際、ぴょんぴょん丸ひとりでは可哀想という理由でぎんにねだったモノ。実際にぎんからもらったのかは不明だが、節分の際に『研ぎに出している』と言っていることから実在はしている様子。
転校生との関係
現役生徒会役員であり、次期生徒会長になるべく陰で努力をしていた。そのため、予期せぬ形で夜霧はやてが対抗馬として持ち上がった際は対抗意識をもやしていた。しかし、紆余曲折を経て転校生にその座を譲り、自らは副会長として彼のサポートを務めることになる。
勤勉な殿方は嫌いではないらしく、役員以外でありながら生徒会に協力する転校生に好印象を持っている。ただし、極めて真面目で貞操観念は強いため、一緒に寝泊まりする際には毎回転校生を縛り上げている。無口すぎる転校生に対してまれに弱音や愚痴を吐露することもあり、信頼できる相棒と認めている。
なぜか間の悪いという特性があり、転校生を膝枕している所を四方みつるに見られたり、バニー姿で転校生に肩を揉まれているところを双葉みなづきにみられたりしている。
悪いモノに憑かれた神樹いちかとの交戦時に転校生に素肌を見られており、彼女の両親らにことが露見した場合は殺すか結婚するしかないらしい。
ちなみに日日日のツイートによると「浮気したら詰め腹を切らされる」らしく、彼女との交際はどうあっても命の危険とセットになっているようである。