「僕が、お姫さま、ね。べつに、そんなこと望んじゃいなかった―――」
「やぁ☆ 僕だよ!」
「でもほんとは、わたしも髪をのばしてリボンで飾って…。」
プロフィール
人物
生徒会では副会長を務め、会長としては未熟な鶴海ひまりのサポートをしている。陰ながら彼女の成長を見守っている。
爽やかで優しい物腰。『生徒会長再任選挙騒動』では対立候補の一人『王子様』として暗躍し、新聞部を操り数々の騒動を裏で手引きしていた。生徒会内では事務作業を担当する悠木ともこと行動を共にする事が多い。
社交場に出入りする歴としたお嬢さまであり、円城寺れいかは幼馴染。れいかの完璧すぎる兄たちが不在の際に彼らの代理でれいかを慰めるために現在の王子様のような立ち居振る舞いを身に付けた。ちなみに家族からも男扱いされているらしい。近年でもれいかが頼めば最終的には騎士のように手助けをしてくれるらしいが、最近ではそれも面倒になってきたらしく、ぐずるれいかに転校生を押しつけ、自分の都合を優先するようになった。…結果としてみつるにも予想外の展開が発生したが。
面倒ごとにも嫌な顔をせず引き受けるため、八方美人と評されることもしばしば。ただし、内心では女の子らしく可愛い洋服を着たりガールズトークをしたいと願っており、夢の中や人質役になったときなど大義名分を得たときは率先してはしゃぐ傾向がある。
陸上部では走り高跳びを得意としている。ただし、入部してはじめての駅伝大会では彼女のせいで惨敗したらしい。
長年れいかのワガママを聞いてきたため、裁縫やお菓子作りが得意。生徒会にも自作の焼き菓子や高級な茶葉を持ちこむこともしばしば。
副会長という立場にいながら遅刻の常習犯であり、しばしば転校生と並んで通学路をダッシュしたり、自転車の後ろに乗せて貰ったりしている。
交友関係
部長である岩戸サンと副部長の榊むつみの『静』と『動』コンビとは仲が良い。なお、一学期時点で陸上部の副部長であると名乗った事がある。
八雲ちづるから熱烈に慕われており、彼女の所属する演劇部に主に男性役として出演協力している。
転校生とはひまりが生徒会室に連れてきたのが初遭遇。彼のおかげで男らしく振る舞う機会が少なくなったため、感謝している。三学期末頃には恋愛感情らしき好意を寄せているが、転校生への恋愛感情を表明する夢路まりあが悪意無く放った言葉の数々によって精神的に叩きのめされ身を引く選択をしている。
出来上がったお菓子を提供しているクラスメイトの小松ぼたんとは仲が良いが、互いを相容れない存在と認識している。ぼたんはみつるのことを甘すぎて食べられないガムシロップに喩えたことがある。
余談
- なお、あんさんぶるスターズ!の舞台である夢ノ咲学院の制服を着た事があり、兄がいるという設定もあるために、その制服が彼女の兄の私物であり、あんスタの新キャラとして登場するのではないかという噂が一時期流れた。
- 蛇足ではあるが、円城寺れいかの精神安定剤である「お兄様」代わりになれなかったという事は容姿か性格に何らかの「お兄様」たりえない要因があったと考えられる。もちろん単純に会う機会が少なかっただけかもしれないが。