「あああ、あたしお姉ちゃんと結婚する!それでずうっとお姉ちゃんとお姉ちゃんとーーハフーハフー!」
「これは人類にとっては比較的どうでもいい一歩だけど、あたしにとっては偉大な一歩!あたしが、あたしがお雛さまだーっ!」
プロフィール
人物
神樹はじめの妹。君咲学院の近隣に位置する神樹神社に住む女の子。
剣道部に所属しており部活ではぎんやともこの常人とは思えない剣技の練習につきあわされている。
だが、本人には自覚は無いが後述する体質なども相まって、ともこ曰く『剣の才能は自分よりある』と言われている。
ゲームが好きで、部活のない日の放課後はゲームセンターで遊んでいる。同じくゲーム好きである北川ゆきとは同じゲームセンターで何度か対戦しているが、たとえ二人がかりで挑んでも敵わないほどの実力差がある。よくまた個人でも様々な種類の携帯ゲームも所持している。
姉であるはじめを非常に溺愛する程のシスコン。その愛しぶりは彼女を模した人形を手作りするほどである。しかし、幼少の頃はことあるごとに優秀な姉と比較されることにコンプレックスを抱いていた。そのため、はじめに対して酷い言葉をかけてしまったり喧嘩することも少なくなかった。そんなある日、彼女から色違いの花の髪飾りとある言葉を貰ったことで、それらを宝物にしている。また、それ以降は姉のことが大好きになり、現在の溺愛ぶりが形成された模様。
体育委員会に所属しており夜霧はやてに一号と呼ばれ正義の味方ごっこに付き合わされている。度々振り回されて迷惑しているようだが、一方で尊敬もしている。同じくはやてに振り回されている長町やえとは仲が良く、昼休みは一緒に昼食をとっている。
熊沢ひめのとも仲が良く、彼女が変身する七夕セブンのコスチュームははやてから押し付けられたものをひめのに横流ししたもの。
悠木ともこの奇行に時々着いていけなくなるが、一度は「お姉ちゃん」と呼ぶなど、それなりに慕っている。剣道部副部長悠木ともこの新生徒会入りを後押しする際、剣道部をゲーム同好会にすると嘯いていた。しかし、卒業と共に姉と過ごす時間が減ったため、その悲しみを紛らわせるために本格的に剣道に打ち込むようになり、素の状態でも帯刀凶戦士キャラの後継者になりつつある。
転校生を生徒会のパシリと認識しており便利使いする事に躊躇がない。姉を取られるのではないかと警戒しているようで、「遊園地でデートっぽい事」をした際はダニエルのお父さんの着ぐるみを着て後をつけていた。
霊媒体質
彼女は12月31日という一年で最も厄の集まる日に生まれた、そのため怨霊等の良くないものをひきつけ易く、憑りつかれやすい体質をしている。特に刀や包丁といった刃物などを媒介とする怨霊に非常に憑依されやすい傾向がある。この体質は幼少の頃からも強かったようで家族からもトラブルを引き起こしてしまわないか心配され過保護に育てられていた。
現在は、ぎんから邪気を吸う妖刀を貰っているので落ち着いており、多少不幸に見舞われる程度で済んでいる。しかし、刀から長時間離れるか、吸う邪気の量が刀の容量が超えると完全に憑りつかれてしまう。こうなった場合は実力行使で元に戻すしかないが、この時の彼女はやたら戦闘能力が上昇しているので骨が折れる。また、妖刀自体もいちか以外の人間が手にすると、邪気にあてられてしまい憑依された時のいちかのようになってしまう。
憑依されていた間の記憶などは彼女には残らず、はじめ達も彼女を気遣って何も話していない。そのため、いちか自身は自分の体質のことは知らず、ぎんから貰った妖刀も彼女から吹き込まれた『持ち主を不幸にする妖刀』としか思ってない。
余談
いちかと同じ日に生まれた時国そらは霊媒体質ではないが、いちかとはまた別な体質を持っている。