「この恩は、忘れなければいつかかえすっちよ」
「いっしょに、人間になろう。自分を化け物と思い込んでるみたいなかわいい一年坊主。」
プロフィール
人物
全国大会優勝経験もある水泳部副部長。気さくでのんびり屋。同じ水泳部の鯱いかりを『しゃっちん』、水嶌うしおを『金魚ちん』と呼ぶ。筋肉の仕組みについて詳しく、熊沢ひめのの怪力の秘密について天性の瞬発力という仮説を立てている。おおらかな性格であり、クー・カロアによってプールがプリンに変えられても、平然と受け入れていた。
とある事件をきっかけにイルカのトレーナーとなるという『夢』を持ち、金メダル級の競泳選手になり得る可能性を放り出し周囲の反対を押し切って勉強を始める。図書室では海洋生物図鑑を借りるなど夢に向かって着々と歩みを進めている。
鯱いかりに慕われているが、水泳の勝負では人間魚雷の異名を持ついかりをまるで寄せ付けない実力を持っている。なお、少なくとも数年来の知り合いであり、明言されていないが幼い頃に既に邂逅を果たしているようだ。
水嶌うしおは彼女が『人魚姫さま』と呼ばれていた頃からの友人。受験勉強に専念するためにうしおに部長の座を押しつけたが、運動部部長会議には彼女が出席している。夢に向かって突き進むひびきと停滞し幽霊になったうしおは対照的だが、互いを信頼しあい、固い友情で結ばれている。
同じクラスの花丘まりを「まり姐さん」と呼んで慕っており、まりのおばちゃんじみた言動にいちいち突っ込みを入れている。まりを通じて日滝ましろや山條ぎんともゆるい付き合いをしており、修学旅行では一緒に京都観光している。
勉強と部活の合間を縫って様々なアルバイトをしており、安条まいとよくかち合うらしい。特に水族館内でのバイトは将来の予行演習の意味合いが強く、部活はおろか学校の授業もサボりがちになるほどのめり込んでいる。