CV:山路和弘
※以下、ONE氏原作版におけるネタバレが含まれます。ご注意下さい。
概要
身長165cm、体重55kg。
流水岩砕拳という拳法の達人で、普段は山間部と思しき土地に住んでおり、そこで道場を開いている。
モットーは「相手を殺めないこと」。
逆立った髪型と立派な口髭、太く釣り上がった眉、鋭い目つきが特徴的な強面の老人で、御年81歳。
細身で膝腰の曲がった年相応の外見。しかしその傷だらけの肉体は長年にわたる研鑽で鍛え抜かれており、いざ戦いが始まれば年齢を感じさせない身のこなしで敵を圧倒する。
人物
厳格そうな見た目に反して温厚な性格でノリがよい。非常事態でも冗談を言ったり、招かれてもいないのにサイタマの部屋に来て鍋の豆腐を独り占めしたりと、茶目っ気に溢れる。
S級ヒーローのなかでも稀少な常識人であり、他のS級を諌めることもある。
サイタマが規格外の実力の持ち主であることを知っている数少ない人物。無理解な他のヒーローや一般人の罵詈雑言に晒されるサイタマに対して
「キミがこんな業界で腐っていく姿は見たくない。やめるのも一つの道じゃ」
と、サイタマを見守り彼の意思を尊重する立場を見せた。
かつては100人もの弟子を抱えていたが、一番弟子のガロウがトラブルを起こしたせいで門弟のほぼ全員が辞めてしまった。そのため現在、弟子はチャランコのみ。
巨大隕石落下事件以降、サイタマとジェノスのことを気に入っている。度々二人を自らの流派に勧誘しているが、彼らは乗り気でない。
旋風鉄斬拳の達人ボンブを兄に持ち、兄弟そろって“武術界の大御所”と呼ばれている。
また、かつては同門だったこともあって、兄弟の連携奥義交牙竜殺拳という連携技をもつ。
戦闘能力
流水岩砕拳
シルバーファングが使う必殺拳。独自に編み出した拳法だが、ボンブの旋風鉄斬拳と同じ流れを汲んでいる。
詳しい解説はなされていないが、簡単にいえば堅牢な防御を誇る柔拳。
流水の如き動きで相手を翻弄し、激流の如き一撃をもって巨岩をも粉砕する拳法である。
シルバーファングはこれを用いて隕石の破片を素手で弾いて防ぎきっている。
流水岩砕拳は元々、手加減が下手で本気を出せば相手の命に危険を及ぼしかねないシルバーファングが、なるべく相手を殺めず防御主体で戦うために編み出したものである。
故に怪人相手に殺意を露にし、本気を出したシルバーファングの実力は非常に高く、災害レベル竜クラスの怪人を一撃で仕留めるなど格の違いをみせつけている。
また、S級レベルの実力者であるイアイアンが喰らえば即死するであろう攻撃が直撃しても、「肩こりが治った」程度で済ませる肉体を持つ。
余談
第1回原作版人気投票にて7位を獲得した。