概要
雷魔法トールハンマーを操り、雷神の異名を持つフリージ家の王女。銀髪(紫髪)をサイドテールに結っている。当主ブルームとヒルダの娘でイシュトーの妹。十二聖戦士の一人、魔法騎士トードの直系であり、第二子が直系になった稀なケースである。母からはグランベル帝国初代皇帝を輩出したヴェルトマー家の血を受け継いでいる。
兄妹共に両親に似ない人格者であり、従妹のティニー(リンダ)には姉様と呼ばれ慕われていた。ユリウス皇子の腹心にして愛人であり、彼に対して打算ではない思慕を寄せている。
シリーズ恒例の「仲間になりそうでならない敵の美形幹部」の一人。中盤と終盤にセリス軍の前に立ちはだかり、神器の補正もあって攻撃力と命中率が非常に高い強敵。クラスはセイジ。兄同様に帝国の子供狩りには真っ向から反対しており、集められた子供たちを密かに逃がし匿っていた。しかし愛するユリウスから離反することはできず、運命を共にした。
外伝『トラキア776』では数回顔を見せ、彼女が幼い頃から守役を務める騎士ラインハルトも登場する。しかし彼の存在はユリウスの不興を買い、「今度目の前に現れたら俺はやつを殺す」とまで言われたため、セリス軍と戦う少し前にやむなく任を解いた。