概要
東南アジアを中心に分布している。
成体の平均的な全長は3mほどで、最大で6mと言う記録がある。有毒の蛇としては世界で最も大きい。大型の成体が最大限に鎌首をもたげた場合には、大人の胸元に迫る高さに達する。
興奮したり外敵を威嚇したりする際には鎌首をもたげて頚部を広げるが、フードコブラ属のように甚だしく広げることはない。
肉食性で、有毒無毒に関わらず他種の蛇を捕食する。
毒は象をも斃す威力があると言われるが、蛇としては性質はおとなしく、余程の事が無い限りは(食事以外で)他の動物を攻撃する事は無い。
メスは落ち葉や枯れ草などを体で器用に寄せ集めて巣をつくり、そこに卵を産み落として、孵化寸前まで保護する習性がある。