『花とレフィの冒険』とは講談社から発行された小説である。
作品解説
正式タイトルは『物語 Go!プリンセスプリキュア 花とレフィの冒険』。タイトルから見て分かるとおり、『Go!プリンセスプリキュア』の劇場版作品の中の一編である『プリキュアとレフィのワンダーナイト!』のその後を描いた物語となっている。
この作品はこれまで講談社キャラクター文庫から発行されたプリキュア小説作品とは異なり、講談社KK文庫と呼ばれる児童文学レーベル(青い鳥文庫のメディアミックス展開用と考えればわかりやすい)から出されている。この為これまでの作品が大人向けなのに対し、子供向けに書かれた内容となっている。
著者は同じ劇場版作品の別編である『パンプキン王国のたからもの』の脚本を書いた秋之桜子。彼女にとっては初の小説作品となる。そもそものきっかけが、彼女の主人の友人が講談社の社員で、ある日「僕の友人の奥さんがプリキュアの映画の脚本を書いた、って事を話したらKK文庫の人が会いたい」と告げた事による。KK文庫の担当編集者はプリンセスプリキュアのノベライズを考えていたため、秋之が脚本を手がけた舞台も見ていたことから、この話を聞いて秋之に依頼しようと考えたという。
イラストは『ワンダーナイト』の監督である宮本浩史自らが表紙及び挿絵を担当。Twitter上でそれとなくほのめかしていたが、実はこの作品のことだったと言える。時期的に考えれば『映画プリキュアドリームスターズ!』など他の作品と平行しながらイラストを描いたことになる。
実はこの作品の発行が判明したのは2017年の1月末にamazonに商品登録されたのがきっかけ。突然の判明にファンは驚きを隠せなかったどころか、テレビシリーズのシリーズディレクターの田中裕太も初めて知ったようである。最も秋之の発言から映画公開時期である2015年秋ぐらいからは企画は進行していたようなので、それなりに伝わっていてもおかしくないと思うのであるが、真相は不明である。
あらすじ
小学生の花はプリンセスプリキュアの物語が好きな女の子。ハロウィンの日に春屋に行くと看板娘のはるかが突然目の前から姿を消してしまう。おばあちゃまと共にはるかを探していると、突然光に包まれて、気づけばパンプキングダムと呼ばれる異世界に。そして目の前にはプリキュア達がいて……?
登場人物