概要
熊の一種。
別名ドウクツグマ。
体長3m。
生息年代は更新世後期。
外見は現生の ヒグマに似ており、それ以上に大きな体をしていた。これは氷期の寒い時代に生きるために体を大きくしたものと考えられる。恐らく、知られているクマの中では最大級である。主な特徴は長い犬歯を持ち、額が突き出ていて、肩がかなり盛り上がっていた。
このホラアナグマの化石は洞窟で多く発見されることからこの名前が付いたのだが、これは洞窟の中で冬眠をする際に雪解け水が洞窟に流れ込んで溺死したといわれている。また当時の洞窟を住居にしていた人類がこのホラアナグマを食料としていたので、
その残りの骨が洞窟で化石になったという意見もある。