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楓(バケモノの子)の編集履歴

2017-04-06 12:45:37 バージョン

楓(バケモノの子)

かえで

アニメーション映画『バケモノの子』の登場人物。

CV:広瀬すず


※この記事には映画『バケモノの子』のネタバレが含まれています。


概要

細田守監督のアニメ映画『バケモノの子』の登場人物。

渋谷】の進学校に通う女子高生で、蓮(九太)が再び人間界に戻ってきたとき図書館で出会う。

9歳のまま知識や学力が止まっており、人間界についてわからない九太(蓮)に、読み書きから教えていく。


物語での活躍(ネタバレ注意)

蓮が人間界に迷い込んだ際に立ち寄った図書館で、彼が楓に「鯨」の読みを尋ねてきたことで彼と出会う。その後帰り際に図書館内で騒いでいたことで注意した不良たちに袋叩きに遭いそうになったところを蓮に助けられ、「暴力は良くない」と言いつつも助けられたことに感謝する。それを機に蓮と親しくなり、彼が小学生程度の学力であることを知ると「知りたいこと、知りたくない?」と持ちかけ、蓮がそれに応じたことから彼に勉強を教えるようになる。


結果蓮は彼女の上手な指導法と元来から備わっていた学力、持ち前の知的好奇心によって楓が驚くほどメキメキと学力が身についていき、学力が高校程度にまで達したところで楓は蓮に大学進学を勧める。蓮は彼女との触れ合いによって人間界に対する関心が再燃したことからバケモノ界への未練がありつつもその提案を承諾し、楓と共に区役所で住民票を調べている内に、蓮はそれまで行方知らずとなっていた父親の所在を知り、結果父親との再会を果たす。


しかしそれによって蓮と熊徹との間に不和が生じてしまい、その後再び蓮と落ち合うと彼から「俺は何なんだ?」と問い詰められ、蓮の気持ちの揺らぎを悟った彼女は彼に自らのお守りを差し出し、蓮は自分の気持ちに決着を付けるべくバケモノ界へ赴く。


バケモノ界で次期宗師を決める儀式が終わると、自宅で勉強している最中蓮から電話で呼び出され彼と再度落ち合い、蓮からバケモノ界で起こった出来事を聞かされると、2人の目の前に闇に支配されていた一郎彦が現れ蓮は彼女に逃げるよう促すも、彼を心配する楓は蓮から離れようとはしなかった。蓮は単身で一郎彦に挑むもそこでは決着はつかず一旦退散を決め、楓は蓮と共に逃げる途中持っていた本を落とし、それを読んだ一郎彦は「鯨」という単語を目にしたことから鯨の姿となって街中を暴走。


その後逃げた先の地下鉄車内で楓は自身が蓮に対して抱いていた想いを彼に打ち明け、蓮に大きな決断をさせる。一郎彦との決戦の場に決めた場所に一郎彦が現れると蓮は再度彼女に逃げるよう促すも、むしろ楓は鯨化した一郎彦の前に出て「あなたは一体何がしたいの!?誰だって、みんな等しく闇を持ってる。蓮くんだって抱えてる。私だって!!私だって、抱えたまま今も、一生懸命もがいてる…だから簡単に闇に飲み込まれたあなたなんかに蓮くんが負ける訳がない。私たちが負ける訳ないんだからっ!!」と叱責。そして一郎彦が彼女に襲いかかってきたことから蓮にその場を退けられ、蓮は一か八か己の命を犠牲にして一郎彦を止めに掛かろうとし、楓はチコと共に涙しながらそれを見守る。しかしそんな蓮の目の前に付喪神と化した熊徹が現れ、渋天街の住人たちと熊徹に促されながら刀を構え、熊徹と共に一郎彦を闇から解放し彼を救った。


騒動が鎮まると、渋天街で蓮を祝う盛大な披露宴が開催され、楓もそれに参加するためにバケモノ界へ赴く。そして彼の前に現れると、蓮に大学の願書を提示し大学に進学するか否かを問うと、彼は大学に進学すると応え、蓮はバケモノ界を去り父親と共に暮らすのであった。


余談

青年期の九太を支えた一人である彼女だが、実はネットでは彼女の存在を「いらない」と呼ぶ声が少なくなく、本作に否定的な意見を唱える者はもちろん、賛成的な者ですらそのように述べる者も少なくない。


実際彼女の物語の関わり具合を見直すと、九太がそれまで一切面識のなかった彼女に突然話しかけ、九太が小学生以下の学力であるのを知ると彼に勉強を教えるようになるという、よくよく見ると不自然極まりないものである(このことから、彼女は「進研ゼミの回し者」とも揶揄されている)。


また物語終盤では九太と一郎彦が決戦になった際、九太が彼女に逃げるよう必死に促している(それも二度も)にも拘らず、頑なに彼の側を離れようとしないという、はたから見れば完全に邪魔してる様にしか見えないということまでしている


ちなみに小説版では、いつも同じ服ばかり着ている九太に対し「衣替えしたら?」と称して、彼に服を買わせている(もちろん九太の自腹で)


このように、彼女ははたから見れば自分の価値観と独善を一方的に九太に押し付けている身勝手ともいえる行動が多くしており、楓に対して嫌悪感を抱いた観客も少なくないだろう。


尚、彼女の名誉のためにフォローすると、九太は彼女の協力がなければ実父との再会は果たせなかった可能性があり、また次期宗師を決める闘技試合で熊徹が一郎彦によって深手を負わされた際には、九太は怒り狂って一郎彦を攻撃するも、結局彼を傷つけずに我に帰れたのは彼女が九太にあげたお守りのおかげである。


そのため厳密に言えば決して楓は必要ない訳ではないが、いずれにせよ彼女は本作が賛否両論の多い原因の一つとなっている。


関連イラスト

楓ちゃんも闘うバケモノの子


関連タグ

バケモノの子 細田守 九太 ヒロイン

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