おとぎ銃士赤ずきん
おとぎじゅうしあかずきん
概要
小学生の外見をした14歳の女の子3人が、技や魔法を駆使して敵と戦うファンタジーアニメ。
現実世界(エルデ)と異世界(ファンダヴェーレ)を結ぶ壮大な物語である。
元々深夜アニメに企画されたものがテレビ局(とコナミ)の意向によって朝の時間帯に変更、それに伴い玩具向けのアイテムが追加された。設定もOVA版から一部変更されている。
上記の通り、本来は大きなお友達がターゲットだったせいか、深夜33時アニメと呼ばれる事もある。
2005年2月20日にアニメ付きフィギュアとして発売、TV版と比べて設定と一部担当声優が異なる。
2006年7月1日の土曜日朝9時からTVシリーズが開始、翌年の3月31日に終了した。全39話。
メインキャラクター(四ツ葉騎士団側)
赤ずきん
声:田村ゆかり
この物語の主人公。フェレナンド王の命を受け異世界「ファンダヴェーレ」からやってきた、四ツ葉騎士団三銃士の少女。14歳、血液型O型。OVA及びアニメ全話(第1話~第39話)に登場。
モチーフは『赤ずきん』。
いばら姫
声:沢城みゆき
ファンダヴェーレで最も長寿で美麗であることで知られるエルフ族の末裔(第314代目)で、四ツ葉騎士団三銃士の一人。14歳、血液型AB型。アニメ第5話より第39話まで登場。
モチーフは『いばら姫』。
銀狼ヴァル
赤ずきんの相棒で人の言葉を話す狼。年齢は20歳ほど、血液型はA型。OVAおよびアニメ全話(第1話 ~第39話)に登場。
狼族と人間のハーフで、本当はリーヤ同様人間に変身できるが、過去のトラウマにより変身できなくなってしまった。
自分のことを呼ぶときは「様」と付けるように言ってもだれも呼んでくれなかったたり、「俺は犬じゃねえ!」とリーヤと同じセリフを叫んだためにそれをネタにされたり、登場人物の中でも不遇なキャラと言えるかもしれない。
銀狼だが、体毛は銀色と青が入り混じっている。目元には赤いラインが入っている。
中の人繋がりで『勇者王ガオヴァルガー』と呼ばれることも。
モチーフは『赤ずきん』に登場する『オオカミ』。
鈴風草太
声:くまいもとこ(OVAおよびTVA第1話 - 第25話)→三瓶由布子(TVA第26話 - 第39話)※くまいもとこが病気療養で休業したときの代役。
この物語にもう一人の主人公。
草や花を元気づけたり、話せたりする能力を持つこと以外はごく普通の中学生の男の子。植物の命を大事にする心優しい少年である。2つの世界を結ぶ鍵を体内にもち、その力でピンチを脱したときもあった。実は小説執筆も趣味。
14歳、血液型A型。OVAおよびアニメ全話(第1話~第39話)に登場。
気づきにくいが、モチーフは『赤ずきん』に登場する『猟師』。
木ノ下りんご
声:釘宮理恵
草太の幼馴染。口げんかと料理が得意。自家製の肉じゃがは自信作で、赤ずきんとヴァルが忘れられないくらい肉じゃがが好きになった原因をつくった。14歳、血液型O型。OVAおよびアニメ全話(第1話 - 第39話)に登場。
モチーフは『白雪姫』にて変装した魔女が白雪に与えた、毒入り『りんご』。
ハーメルン
声:野島健児
四ツ葉騎士団の一人で元傭兵。15歳。
巨大な角笛『エンバーテリオン』を使った音声魔法を得意とするが、それがなくても魔法を使うことは可能。
OVAの設定では四ツ葉騎士団三銃士の一人だった。
モチーフは『ハーメルンの笛吹き』に登場する『ハーメルン』。
メインキャラクター(サンドリヨン側)
サンドリヨン
ファンダヴェーレとエルデの征服を企てている魔女で、暗黒魔法の使い手。年齢不詳。鏡を使うことでファンダヴェーレとエルデを往来することができる。
1000年ぶりに復活し、2つの世界を繋ぐことのできるアイテム「封印の鍵」を求めて草太を狙う。OVAおよびアニメ第1話より第39話まで登場(本人が登場しない話もあり)。
モチーフは『シンデレラ』。サンドリヨンはシンデレラの別名で、劇中でもガラスの靴が登場する。
ヘンゼル
サンドリヨンの参謀。17歳、血液型A型。
暗黒魔法に長けており、かなりの実力を持つ。サンドリヨンに精神操作されており、感情が欠落している。暗黒魔法は幼少のころ、サンドリヨンに教えられたもので、その際に精神操作を施されている。
赤ずきんとグレーテルの必死の訴えにより精神操作が解け、それ以降は三銃士と共に戦う仲間となった。
OVAおよびアニメ第1話より第39話まで登場(全話には登場していない)。
モチーフは『ヘンゼルとグレーテル』のヘンゼル。