深山幽谷の化身とは、「咲-Saki-阿知賀編episode of side-A」の主人公・高鴨穏乃に関連する言葉である。
解説
牌山の深いところを支配し、その箇所で発動する他家の能力を妨害・無効化する能力を持つ穏乃の力を、強化練習試合で彼女と対戦した天江衣が、準決勝の大将戦の様相をテレビで観戦しながら発した言葉。
穏乃は奈良県・吉野(紀伊)山地を庭のようにして駆け回って育った、大の山好きである。
この資質が麻雀に影響を与えたのか、一度この力が発動してしまえば、いかなる能力であろうと十二分な効果を発揮できなくなる。
この能力に当てられた対戦者は、巨大な存在に見られながら霧の濃い山奥を彷徨うような気分に陥ることになる。
領域を支配中の穏乃の姿は、背中に炎を背負った蔵王権現のように表現されている。
また、片目を赤く光らせ山の向こうから覗く上記の巨大な影としてのイメージシーンもある。
『阿知賀編』では阿知賀の面々からはすれ違った宮永咲が恐ろしい殺気を放っているように見えていたが、アニメ版『全国編』の咲視点の同じ場面では穏乃がこの片目を光らせた形相で表現されていた。
関連イラスト
普段ののんきな元気娘の雰囲気とは一転して、一種の凄味を帯びたものが多い。