解説
通常、クローバー(白詰草)の葉は3枚で、日本の花言葉ではそれぞれ「希望」「信仰」「愛情」を表わす。
その変異体である四つ葉のクローバー。もう1枚の葉は「幸福」を表していると言われ、見つけると幸運が訪れるといわれている。
またキリスト教圏では十字架に見立てられ、四つ葉のクローバーのデザインは人気が高い。
アダムとイブが暮らしていた楽園は楽しい事に溢れ、どんな願いも叶った。そして生えているクローバーは全て四つ葉だった。
2人が楽園を追放された時、神様が楽園の思い出にイブの手にそっと四つ葉のクローバーを持たせたのだとか……
こんなエピソードから四つ葉のクローバーとは神様からのギフトで、見つける事ができると楽園の力を分けてもらえ「願いが叶う」「幸せが訪れる」と言われるようになったとも。
有名な幸運の実例
戦場を視察していたナポレオンが足もとに生えている四つ葉のクローバーを目にして、手に取ろうと身を屈めた時、彼の頭を銃弾がかすめた。
その時、もし四つ葉のクローバーを見つけなければ…ナポレオンは3時間どころか永遠に眠っていたワケである。
四つ葉のクローバーを探すコツ
晴れた日の昼間に探す事。夕方になると水分が失われる事を防ぐため葉を閉じてしまうから見つけ難くなる。
場所は、日当たりが悪く保水性の高い場所に生えやすいので、河原の橋の下など湿度が高く日陰になりやすい草むらを探すと良いだろう。
これは日照条件が悪いとクローバーは葉の数を増やして光合成を行おうとするためで、五つ葉・六つ葉・七つ葉・八つ葉のクローバーが生えている事もある。
※ギネス世界記録では、2009年に岩手県で発見された56枚葉のクローバーが2010年認定されている。
クローバーの葉
葉の形がハート型に描かれているイラストもあるが、クローバーの葉の正しい形は楕円形の葉に白い線である。
形がハートで白い線が無い葉を持つのは「カタバミ」や「シャムロック」と呼ばれる植物でまったくの別物である。カタバミも4枚葉になる事もあるらしいが、その確率はクローバーより低いらしい。
しかしカタバミの園芸種の中には、必ず4枚葉になる種類オキザリス・テトラフィラ/デッペイがあり、「ラッキークローバー」の商品名で売られている事がある。
関連タグ
表記揺れ
よつばのクローバー(曲名)