『花のズボラ飯』とは、久住昌之原作、水沢悦子作画による漫画。
月刊女性漫画誌『Eleganceイブ』2009年6月号より連載中。単行本既刊1巻。
概要
夫が単身赴任中で一人住まいの主婦・駒沢花の食生活を描く。
花は自炊をするが、凝ったものや珍しいものではなく、作るのはタイトルの通り"ズボラ"なものばかり。
ドラマチックな展開をせず、主人公の日常と心理描写に重きを置く点は、同原作者の『孤独のグルメ』と共通しており、宣伝でも"女版『孤独のグルメ』"と銘打たれている。
単行本の帯には谷口ジロー、ジョージ朝倉、今日マチ子、TAGROがコメントを寄せている。
駒沢花について
今作の主人公。
主婦。福岡に単身赴任中の夫"ゴロさん"に代わって、家を預かる。
夫婦仲は円満で、たまに夫が帰るのを花はとても楽しみにしている。
子供はいない。
作品そのものを象徴するように、ズボラな性格。
整理整頓は苦手で、家全体が散らかりっぱなし。あちこちにモノが溢れている。
性格のわりには食に対する執着は強く、ありあわせの食材、もらいもの、レトルト食品などから、いかにおいしいものを作り出すかを考え抜いている。
テンションが上がると独り言が多くなり、調理や食事の合間に実況が入る。よく駄洒落を言う。
味に満足がいくと、恍惚の表情で幸せをかみしめる。
周辺の人物
ゴロさん
駒沢花の夫。福岡に単身赴任中。
花いわく、見てるだけで食欲がわいてくるほどの食べっぷり。
高円寺カップル
入籍せずに同棲を続けている。
本屋の店長
花の勤務する本屋の店長。
たまに繰り出される長話は、花のストレスの素。
夫人の作るお汁粉が絶品。
花の両親
ともに健在。実家に二人で暮らす。
ミズキ
花の大学時代からの女友達。花と二人で"ハナミズ"と呼ばれていた。
現在はイラストレーター。