正義に取りつかれた男の見た幻。
黒く濁った聖杯は語る。対価には代償が必要だと。
愛を歌う、運命の女のように。
概要
レアリティ | SSR(☆5) |
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COST | 12 |
スキル | 宝具威力UP60%(最大解放では80%アップ) |
イラスト | 中原 |
ゲームにおいて
☆5の宝具強化礼装。宝具を強化する天啓・竜種系統の亜種に当たるカード。
補正値は同系統の☆5であるヘブンズ・フィールの最大解放(50%)を初期で上回る60%(最大解放で80%)。
ただしデメリットが大きく、装備していると毎ターン500のダメージを受ける。速攻をかけたくなるデメリットだが、宝具の威力に補正がかかっていても、NPチャージや取得率UPなどの補正はないので地道に溜めてから撃つ必要があり、現状では非常に取り回しが悪い。
有効活用するには、大量のNPを短期間で取得できるスキルなどが必要になるだろう。例としては、高速神言を持つメディアが真っ先に挙がるだろう。
メディアは金羊の皮(高性能の自己回復スキル)を持つため、ほぼデメリットを帳消しにして運用でき、また彼女は非常にNP効率がよく、低威力な宝具をとにかく高速で回すことで火力を出すというコンセプトなため、非常に相性がいい。
原作でも、「彼女程の魔術師ならば、汚染された聖杯ですら本来の願望器として問題なく運用できる」という設定があるため、面目躍如といったところ。
他に挙がる候補としては、動物言語(NPを最大で50%チャージ)を持つ坂田金時(霊基再臨後)などだろうか。
通常攻撃のNP効率が高く、宝具にHP回復効果があるカーミラにも合う。
デメリットを補えるサーヴァントとしては、最終的にHPが高い上にHP回復スキルを持ち、かつ攻撃宝具を持つアルテラ、坂田金時、ジークフリート、マリー・アントワネット、マルタなど。更にその中でも、坂田金時は動物会話、ジークフリートは黄金律を持っており、NPを早く取得できるため特に相性が良い。しかし、そのためにはLv(再臨)やHP回復のスキルLvを上げる必要があるので、高Lvのサーヴァント向きの装備と言えるだろう。
他のサーヴァントのNPを大幅にチャージする宝具・スキルと併用すれば、活用の幅も広がる。
牛若丸や、入手できれば玉藻の前、諸葛孔明と組めば高威力宝具の連発も十分に狙える。
HP減少のデメリットを逆手にとって、HPが低いほど威力の上がる宝具を持つアン&メアリーや土方歳三に装備させるという選択肢もある。特に土方はバーサーカーであり、かつ自前でHP減少スキルと回復スキルをそれぞれ持っているためHPの調整がしやすく、ダメ押しの火力アップバフもあるため一種のロマン砲と化す。ただしバーサーカー故に打たれ弱いことと、自前の回復スキルの回復量は少なめということから扱いには癖があるので注意。
そして最近だと、クレオパトラがこの礼装と非常に相性がいいことがわかっている。
クレオパトラは皇帝特権による即時回復と、持続回復しつつNPも継続してチャージする黄金律(体&富)がある上にNP効率が高いため、回復量が黒の聖杯のダメージを上回り、さらにはその宝具回転率によってこの礼装のキモである強大な宝具威力アップの恩恵を存分に受けられるというわけ。
2015/12/28のアップデートにて令呪によるNPチャージが可能になったため、多用はできないが宝具連射によるゴリ押しという使い方が可能になった。
また、同日に実装された魔術礼装・カルデア戦闘服のオーダーチェンジを使うことで、NPが溜まり次第控えに下げ、ボス戦まで温存することも可能に。
ちなみに、デメリットが適用されるタイミングは敵を倒しきれなかった自分のターン終了時で、そのターンで敵を倒しきればデメリットは適用されない。