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立川恵の編集履歴

2017-08-07 06:57:33 バージョン

立川恵

たちかわめぐみ

90年代『なかよし』で活躍した女性漫画家。多少ながらゲームの脚本を行った事もある。

2月22日生まれB型の漫画家。90年代の『なかよし』(講談社)系雑誌を支えた、当時の主力作家のひとり。


経歴

なかよしまんがスクールに所属し、上位ランカーとなってのち「なかよし新人漫画賞」への入選をもってデビューした漫画家。学生時代から「まんがスクール」に投稿を続けていたが、家庭の事情(高校卒業および就職)から一時的に中断し、社会人経験を持ってのちに生活安定後に再投稿を行いデビューを果たした作家でもある。


1992年に読切作品『16歳のティアラ』で『なかよし』(講談社)よりデビュー。

以降、同誌において『怪盗セイント・テール』『夢幻伝説タカマガハラ』『電脳少女☆Mink』を発表し、同時期の『なかよし』を支える主力作家として活躍した。

だが2002年『Mink』の連載中、体調を崩すとともに『なかよし』誌の編集方針の大幅な転換を受けて同誌を追われる。


そのため2003年より同人誌の発行活動を行い、ケータイコミックや脚本の仕事を受けるなど、独自の活動をスタートさせる。

しかし、旧作に関しては版権契約により講談社に完全に握られ自らの自由にはならず、時にそれを原因として些少なりとも苦慮する場面も見られた。

以降『なかよし』時代のものとは、徐々にタッチが変わっていった。


結果2012年、家庭の事情(家族の介護)により、全ての活動を停止させ表現の場から退いた。


作風

漫画に関して言えば、90年代以前の『なかよし』(あるいは当時の少女漫画全般)に見られたハートフル路線を正しく継承し90年代の同誌に確実に刻んだ作家のひとり。特に立川の場合は「ハートフルになりそうもない悲劇性をはらむ重いテーマを扱いながらも、物語全般を通して確かなハートフル&ハッピーエンドに持っていく」という独特の魅せ方を持っていた。物語の中盤であっても決して暴力的・セクシャル的な過激な展開は行う事がなかった。その作風はファンより、いみじくも正しく(ハートフル路線に基づく上での)少女漫画の教科書とまで呼ばれる。2000年代以降の少女漫画(あるいは創作全般)に見られるハード傾向(いわゆるハートフルボッコ)とは完全に対局にある作家である。


代表作3作が『怪盗もの』『異世界ファンタジー』『変身アイドル』という特徴から、初期の種村有菜りぼん誌)と比される事がある。(種村は立川とは逆にハード傾向をかなり活用する)


作品

漫画

あさがおのポートレート熱烈台風娘夢食案内人
あさがおのポートレート2巻表紙まりんとバクオくん
怪盗セイント・テール夢幻伝説タカマガハラ電脳少女☆Mink
怪盗セイント☆テール大切なものを守る旅へ先輩っ!

  • 16歳のティアラ(デビュー作)
  • 春を呼ぶオルゴール
  • ひ~ふ~み~
  • くじらが飛んだ日
  • ナースコール・ラブコール
  • 真夏にジャストミート
  • やまねこ座は一等星
  • コンプレックス☆クリスマス
  • 銀の森の伝説
  • Delivery Boy 〜伝説のハウスキーパー〜
  • 一緒に…

脚本

  • Mulberry Field
  • FIREFIGHTER F.D. 18

外部リンク

公式サイト


関連タグ

漫画 漫画家 少女漫画 なかよし

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