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シュタージの編集履歴

2017-08-14 17:45:53 バージョン

シュタージ

しゅたーじ

東ドイツの秘密警察・諜報機関

概要

正式名称は国家保安省(Ministerium für Staatssicherheit)と言い、略号はMfSだが、シュタージ(Stasi)という通称の方が世間に浸透している。

東ドイツの省庁として創設されたのは1950年だが、ソ連軍政下で既に原型となる第5委員部が誕生しており、そこには第三帝国親衛隊、特に国家保安本部(ホロコーストの実行に大きく貢献した部局)に所属していた経歴のある人材が相当数採用されていたとされている。

そのため、ある意味では親衛隊の後継組織と言える組織であり、武装親衛隊ほどではないがフェリクス・ジェルジェンスキー衛兵連隊という国家人民軍に所属していない独自の軍事力を保持したりしていた。


活動成果

国内

ソ連KGB第三帝国ゲシュタポを超える徹底した国民の監視体制を敷いたことで有名で、国民の反体制的行動を密告する非公式協力者は約190万人、全人口の一割という規模で存在した。

ドイツ再統一後、公開されたシュタージの記録で家族や友人がシュタージの協力者であることを知り、あちこちで家族関係や友人関係が崩壊し、被害者が極度の人間不信に陥った例が少なくなかったとされる。


西ドイツへの工作

東西ドイツの統一は、東ドイツとしても目指すべき目標であったため、西ドイツに共産主義化させて東西統一を達成すべく、あらゆる工作を行った。

その中でも一番の成功例として有名なのはギヨーム事件で、東ドイツのスパイが西ドイツの首相の信頼を得て個人秘書となって、西ドイツの外交戦略を筒抜けにした。


シュタージが登場する作品

シュヴァルツェスマーケン

1983年の東ドイツが舞台。東欧からの難民を統制する目的もあって史実よりも権限が強化されている。さらに独自の軍事組織である「武装警察軍」を有しており、こちらも史実のフェリックス・ジェルジンスキー衛兵連隊よりもはるかに強力な軍事力となっている。


ゴルゴ13

東ドイツ消滅前にも何度か登場したほか、ドイツ再統一後に描かれた話でも「シュタージファイル」などの遺産が絡む形で登場することがある。


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