本記事にはデート・ア・ライブの核心に迫る内容が含まれています。閲覧にはご注意ください‼
「ありがとう、嬉しい。私、あなたの事が“好き”」
概要
デート・ア・ライブ第12巻で無我の境地に陥った五河士道の口から、その存在が仄めかされた謎の少女。
フルネームは第16巻において明かされた。
端正な顔立ちだが、何処かも物憂げで陰を帯びた表情をした風に長い髪をたなびかせる少女で、その正体は世界で最初に確認された“始原の精霊”その人。
士道と真那及び物語の根幹にかかわる重要な秘密を知る存在でもあり、何だかの理由で本来はそのまま体内に取り込むと人間にとっては猛毒となる“霊結晶”を生成する目的で、何人もの少女たちに接触して仕込み精霊へと変える事で精製していた。
また、“霊結晶”を生成する過程で、狂三の親友であった紗和を異形の者へと変えてしまい、さらに狂三をまるめ込んで利用し、その後始末を行わせたようだが、その目的や真意は謎に包まれている。様々な状況証拠から少なくとも何かの理由で離別した愛すべき人を取り戻すべく暗躍している節がある。
また、17巻に置いてとある理由から士道の生みの親、そして謎の存在である<ファントム>であることが仄めかされている。
なお、今までどこにいるかすらも謎に包まれていたが、16巻の終盤においてとある人物(リンク先ネタバレ注意‼)こそが、澪本人であったことが仄めかされているが…?
関連項目
フルネームが発覚する前の別称
以下、17巻で判明した物語の核心に迫るネタバレに付き閲覧注意‼
その正体は、魔術師の末裔であるウェストコット、エレン、ウッドマンの三人の魔術師が、世界を書き換えるために必要な力を得る為に、カレンの作成した魔道具を使って一か所に神秘のエネルギー“マナ”を一か所に集中する事で生み出した超越生命体。
なお、物語が始まる30年前に起きたユーラシア大空災の真相とは、澪が誕生する際に発生した余波で起きたものであり、決して彼女の意思ではない(ちなみに引き起こした3人は、護符で身を護り無傷であった)。
誕生後、何があったのかは不明だが(少なくとも、彼女に一目惚れしたウッドマン以外の2人がカニの徐を殺そうとしたことは想像に難くない)、それから半年後に日本に現れると南関東大空災を引き起こした後、とある少年に出会い保護される。
その少年の名は崇宮シン。両親が共働きで家には殆どおらず、現在は妹の真那と2人暮らしであった。
彼に保護された当初は話す事すら出来なかったが、様々な情報媒体を使い、僅か1日で流暢に話せるようになり、2人を驚愕させる。また、彼女の事情を考慮した2人の提案で共に暮らすよう事に成り、対外的には親戚という事に、また、まだ名前が無かったためにシンから、30日に出会ったという事で澪という名前をもらい、その後も、様々な事を自分に教えてくれるシンと共に過ごしていく内に、次第に彼の想いを抱くようになる。
しかしそんな平和な日は永くは続かなかった……。彼女を狙い居場所を遂に突き止めたウェストコット率いるDEMのメンバーの襲撃に遭い、その過程で真那が攫われ、自分を護ろうとした彼はウェストコットの凶弾に倒れ命を落としてしまう。
シンが凶弾に撃たれた事で怒りと悲しみに霊力を暴走させ、その場を逃げおおせる事が出来た彼女であったが、彼が命を落としたことで初めて彼の存在が自分にとってどれだけ大きかったことを知り、深い絶望や後悔、そして悲しみに暮れる。
そして彼女は考える。如何にかして失われた命を取り戻せないのかと…。いや。例え自分を狙うDEMから逃げおおせて最愛の人と添い遂げても人間である彼は自分よりも確実に先に旅立ってしまう事に成り、何方にせよ彼が自分の前からいなくなってしまうのは確実だ…。ならば一体どうすれば彼と悠久の時を過ごすにはどうしたらよいのだろうか…。
やがて彼女は1つの結論に辿り着く、自分の力を変え与えて何者にも害されぬ力を持ち、永遠の命を持つ永劫の存在に作り直せばよいのだと。
然し自分の力はあまりにも強大である為、そのまま彼に与えてもその力で自壊しかねない。それならばその為に先ず彼に“力を吸収するための、力”だけをまず与え、自分の力を分割し、それを少しずつ彼に与えて力を当てえて行けばよい。そして自分は何れ少年の体が完全に馴染んだ頃合いを見計らって少年の傍でその経過を見守り続ければ良い。
そう決心すると澪は最愛の人、崇宮シンの体を吸収。いずれ来るその日まで待ち続ける、最愛の人が再び自分と共に歩むその日が来るまで…。
彼女の行動目的、それは最愛の人、崇宮シンを何者にも害されぬ力を持ち、永劫に近い命を得て自身と共に歩む存在へと昇華させ永遠の恋人にする事。ただ、それだけである。
「もう絶対離さないから。もう絶対間違わないから」