概要
シグマの反乱終結後、暗躍した「カウンターハンター」の一員であり、主に諜報活動を行う。
シグマの命を受け、先の大戦で大破したゼロのパーツを奪い、
それを賭けてエックスに対して勝負を挑んでくる。
ピンク色の光を放つセイバー(ビームサーベル)を巧みに操る剣の使い手。
セイバーの形状はX1でシグマが使用したライトセーバー状のものと異なり、
日本刀のように反りの付いたビーム刃である。
構えや陣羽織を纏ったようなアーマーの形状も手伝い、サムライのような印象を受ける。
ゲーム中では俊足を生かした突進斬りと、ジャンプしながら画面の約半分を覆う真空波を放つ攻撃をエックスのいる位置に応じて使い分けてくる。
攻撃力こそ低めだが非常に攻撃テンポが早く、忙しい戦いになるため初心者の鬼門になりやすい。
ただし壁蹴りで誘導すれば真空波攻撃を誘発させられるので、慣れればパターンはめする事も可能。
慣れてくればカウンターハンターの他2人よりも攻略しやすいボスである。
セリフでは丁寧語を話し、知的でクールな雰囲気を漂わせる。
引き笑いの後すぐさまセイバーを抜いて臨戦態勢をとるアクションはなかなかカッコよく、
戦いに敗れると「あなたを甘く見ていたようですね・・・」と実力者らしい引き際を見せて去ってゆく。
そして、甘く見なかった結果がこれ。
アジールフライヤー(アジフライ)
・・・・どうしてこうなった(イラストはイメージです 気になる人はググってください)。
終盤のカウンターハンターステージ3のボスとして登場した時の姿。
これまでのサムライを思わせるようなスマートな姿と打って変わり、
横に倒したドラム缶にアジールの顔を載せたようなあまりに奇抜なスタイリングに、
あぜんとしたプレイヤーは数多い。
見た目のインパクトもさることながら、戦闘能力も非常に貧弱。
足場を作り出して落下させる
足場と同時に電撃を走らせる
壁への体当たり
画面外からミサイルを呼び寄せて当ててくる
…これだけ。自慢の剣術を完全封印した結果がこれである。
的が大きいため、下で適当によけながら弱点のマグネットマインをちまちま当てているだけで倒せるという体たらくである。
また、自身より上への攻撃が電撃しかない(しかも画面外に届かない)ため、上に陣取りながらチャージショットをぶち当ててもOK。
加えて、彼の登場するステージでは裏技で昇龍拳を獲得でき、
エックスの頭上に浮遊しているアジールフライヤーはその格好の実験台となってしまう。
X2における昇龍拳はボスの体力を一撃で奪い去る威力を持っているため、
当然アジールフライヤーも成すすべなく一撃で豪沈してしまう。
そのため意気揚々と出現したアジールフライヤーが何もすることなく昇龍拳一撃で葬り去られる事例が頻発。中央に設置されたアジールの顔がどや顔なのが余計に悲哀を誘う。・・・シグマさまどうかわれわれのかたきを!!
コミック版では
初登場時、情報が不足していたのかサーゲスに対してタメ口をきいている(復刊版では修正)。フレイム・スタッガー撃破後に改めて登場した際にはゲーム中と同じように丁寧語を話す。加えて、ウォーミングアップと称して部下を皆殺した挙句「カス」呼ばわりするなど、残忍で冷酷な性格に描かれている。ゲームでは8ボスを2体倒すと対戦可能となるが、漫画では8ボス全撃破後初めてエックスと対戦する事になる。他のカウンターハンターとともに三対一でエックスに戦いを挑み、3人の連携によってエックスを追い詰めていく。「バスターなど避ければいい」と嘯き、実際にエックスのバスターをやすやすと交わして見せるが、ギガクラッシュによってアイセンサーを壊され、その隙にダブルチャージの一発を喰らって破壊される。そして彼のセイバーが、バイオレンを貫くのに利用される。
ゼロシリーズにてまさかの再登場
ロックマンゼロ2に登場するボスキャラクターの一人フェニック・マグマニオンとの戦いにおいて、彼に掴まれると発動する回避不能技を食らうと、召喚される幻影の一体として現れるという意外な再登場を果たしている。