- 封をした証拠として印を押したりはったりすること。また、その印や証紙。
- 公務員が法律の規定に基づき、有体動産の現状の変更を禁止するため、その物の上に印章を押した標識を施すこと。また、その標識。
- 創作作品において、生物や物、またはそれらの持つ力などが何らかの形で封じ込められる現象。ゲームでは状態異常として登場する場合がある。
- もしかして:ふういん(ポケモンの技)
1.の概要
一般に,物が無断で開かれたり,扱われたりすることを禁じるために,封じ目に印を押すこと,またその印章自体をいい,鈐印(けんいん),封判とも称される。秘匿されるべき内容をもつ書状や,契約書,宣誓書などの重要文書に用いられることが多く,しばしば呪術的・象徴的な意匠の図形,あるいは神名や王名を刻んだ印章が,粘土(封泥)や蠟(封蠟),まれに金属に押されて封じられる。広義には結界を設定するための儀礼と関連する慣習と解されよう。
ちなみに
シール(英:seal)はもともと封をするための紙を意味する。
3.の概要
魔法などの力によって何かを封じ込めることを封印と言うことが多い。
封印されているという事は何らかの形で解かれてしまうのがお約束である。そうでなければそもそも存在している意味がないし。
封印される対象は魔王や人間、モンスターなどの生物だったり、武器や都市・遺跡などの無生物だったり、あるいは魔力や魂、記憶や時間といった実体のないものであったりといろいろ。
封印のメカニズムも作品によって大きく異なっており、縮小して容器に閉じ込めるもの、異次元に転送するもの、何らかの物体に憑依または変化させるものなど多種多様である。
封印されたものが具体的にどうなるのかも様々であり、生物なら封印されている間も意識を保っていたりいなかったり、制限つきながら動くことができたり、あるいは全く動けなかったりする。
強大な力を持つ者が自らの意思で力を封印しており、いざという時に封印を解いて全力を発揮したりすることもある。
また、ダンジョンなどの仕掛けとして扉などに魔法が掛かっており、それを解かなければ先に進めないようになっていることがあるが、これも封印と呼ばれることがある。こちらはやや原義に近いか。
どのケースでも封印するにあたって何らかのアイテムを用いることが多く、封印を解くためのアイテムがその対として存在することもある。
モンスターなどが封印される場合は、何らかの理由で倒せなかったから封印したというパターンが多く、これを解く事を巡る攻防が物語の主軸となる事もある。
ゲームにおいては状態異常として登場する作品がある。やはり効果は様々だが、何かを封じられるというものが多い。
例えば風来のシレンにおける封印は、口を使えなくなり、巻物を読む、秘伝書を読む(秘技を使う)、おにぎりを食べる、草を飲むことができなくなる。
モンスターがかかった場合は特殊能力を封印される。倍速行動、壁抜け行動、浮遊状態などの特徴も全て封印される。
ほかに封印が登場する作品は(名称としての登場も含む)
他にもありましたら随時追加をお願いします。