概要
通称「ピージャク」。悪趣味ホラーコメディでマニア心を掴んだ後、母国ニュージーランドで撮影した『ロード・オブ・ザ・リング3部作』で世界中を虜にした。幼少期に1933年版『キング・コング』を観て映画制作を志したが、2005年に自らの手でリメイクを実現させた。
自作には毎回カメオ出演している。
特撮技師のリチャード・テイラーとは『ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス』からの長い付き合い。1993年に一緒に設立した「WETAデジタル」は今や世界トップレベルのVFXメーカーになっている。
来歴
1961年10月31日生まれ、プケルア・ベイ出身。
1987年に製作プロダクション「ウイングナット・フィルム」を設立し、デビュー作となる『バッド・テイスト』を発表。カンヌ国際映画祭で上映される。
1992年、『ブレインデッド』でメジャーデビュー。
1993年、リチャード・テイラーと「WETAデジタル」を設立。
1994年、『乙女の祈り』でヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞をはじめ、多数の映画賞を受賞。
1996年、『さまよう魂たち』でハリウッドデビュー。
2001年より『指輪物語』を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング3部作』が連続公開された。これにより数々の映画賞を受賞、世界的映画監督の名声を得る。
2005年、幼少期からの夢であった『キング・コング』のリメイクを実現。アカデミー賞3部門受賞。
2012年より公開の『ホビット3部作』は、監督をギレルモ・デル・トロに任せて、ジャクソンは制作・脚本総指揮に回る予定だったが、諸事情によりデル・トロが降板したためジャクソンが監督することになった。世界観を同じくする『ロード・オブ・ザ・リング』と合わせて計6本もの中つ国サーガを撮ったことになる。
2014年、ハリウッドの殿堂入り。
作品
監督
『バッド・テイスト』1987年
『ミート・ザ・フィーブル 怒りのヒポポタマス』1989年
『ブレインデッド』1992年
『乙女の祈り』1994年
『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー』1996年
『さまよう魂たち』1996年
『ロード・オブ・ザ・リング3部作』2001年,2002年,2003年
『キング・コング』2005年
『ラブリーボーン』2009年
『ホビット3部作』2012年,2013年,2014年
製作
『第9地区』2009年
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』2011年