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カラ松事変の編集履歴

2017-11-05 18:06:18 バージョン

カラ松事変

からまつじへん

『おそ松さん』第5話Aパートの題名。

第5話

おそ松さん第5話のパートは、A「カラ松事変」と、B「エスパーニャンコ」に分かれる。ただし前後の時系列がそのまま続く話のため、片方のサブタイトルだけで第5話全体を指すこともある。

テレ東の本放送は2015年11月3日(2日深夜)。


あらすじ(ネタバレ)

おでんのツケを一向に支払う気配のない松野兄弟にとうとう堪忍袋の緒が切れたチビ太は、カラ松誘拐、人質にとる作戦に打って出る。海のド真ん中に建てられた柱に彼を縛り付けた状態で松野家に脅迫電話をかけ、カラ松が満潮で溺れ死ぬ前に身代金代わりのツケを払うよう要求するのだが…。


  1. おそ松が電話に出るも、「いえ違います」と言って速攻で切ってしまう。
  2. すかさず掛かってきた二回目に十四松が出るも応対が支離滅裂でまともな会話が成立しない。
  3. そこにチョロ松が来てようやく事態を把握するも、チョロ松以外誰もカラ松を真剣に助け出そうと考えない。しかも全員金欠&兄弟内での借金合戦で、身代金が用意できない。
  4. 最終的に「金のことは母さんに相談しよう」という結論になるが、ちょうど松代の持ってきた「近所のおすそ分けのの魅力にとりつかれ、カラ松のことを忘れて梨を食べ始めてしまう。

これら兄弟のリアクションは電話を通じて全てカラ松本人に筒抜けであった。肉親の応対と梨が食べられなかったことへの悲しみと悔しさから、カラ松は大号泣。その有様を不憫に思うと同時に義憤に駆られたチビ太は、自らが考案した逆転劇(真夜中にカラ松を松野家の前で火炙りの刑)で自身の未払いのツケとカラ松への兄弟愛を取り戻そうとする。しかし、夜中に起こされてブチ切れた5人はそれぞれ身の回りにあった物(おそ松はバットを、チョロ松はフライパンを、一松は石臼を、十四松はどんぶりを、トド松はピンクの花瓶)をカラ松に投げつけ、そのまま再び就寝してしまった。


 さすがのチビ太も手の打ちようが無いと感じたのか、火炙りの炎を消してボコボコになって気絶したカラ松を何もなかったかのように置き去りにし、その場を退散。Aパートが終わった。


Bパート「エスパーニャンコ」はカラ松不在で進行。最後に頭と腕に包帯を巻き、松葉杖をついたカラ松の姿が映り……

「扱いが全然ちがーーーーーーーーーーーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

……と叫んで第5話は幕を閉じた。


余談

エンディングテーマ

なお、余談ではあるがこの回のエンディング担当はカラ松(Type A)である。

「俺を養わないか」


「おそ松くん」との比較

『おそ松さん』では5話Aパートとして、Bパートの「エスパーニャンコ」とセットで放映されたのだが、モノクロ時代のアニメ『おそ松くん』第一期でも、エスパーニャンコの登場した第32回Aパート「ほんとのこというな」とセットで、Bパートに「10万円の怪電話」という話が放映されており、こちらも誘拐事件をネタにしたエピソードになっているため共に元ネタとして意識している可能性がある。(あちらでは六つ子の誰かが攫われた!→実は攫われたのは間違えられたチビ太だった、という流れなのだが、チビ太を助けるのに10万円を支払うのを両親が一旦は渋る展開)


反響と声優陣やスタッフの反応

終始カラ松が不憫だとしてファンから「ギャグとして流せない」として公式Twitterに批判が及び、その事がまた批判を呼ぶなど、色々と反響の大きかった回。


シェーWAVE

上記の視聴者の反応を受けてか、おそ松さんの公式Webラジオである『シェーWAVE おそ松ステーション』の第3回にて、「カラ松事変」とそれにまつわるカラ松の扱いについて解説するコーナーが急遽設けられることとなる。

 ラジオ・パーソナリティーであるイヤミ役の鈴村健一が、ゲストでありカラ松役の中村悠一が演じる専門家(なぜか年寄り臭いダミ声でしゃべる)に話を聞くという体でトークが行われた。

 その中で、カラ松の扱いの悪さを嘆く視聴者からの投稿・質問に対して、


「カラ松は出オチなんですよ」

「しゃべって無視されて終わるっていうコントなのよ、役割なのよ」 (by 中村)


「カラ松の扱いもゲラゲラ笑ってますからね、我々も」

「どんどんやって欲しい」 (by 鈴村)


 など、演者である中村本人のカラ松というキャラクターに対する解釈や、収録現場での声優陣の反応を紹介。全体を通して、カラ松の不遇な扱いを受けるという役割について、肯定的な内容のコメントを残している。


後日談

 おそ松さん12話「年末スペシャルさん」のキャストコメンタリーにて、一松役の福山潤と十四松役の小野大輔が、エスパーニャンコ回は「カラ松をより不憫に見せるために作られたいい話」「カラ松のオチに持っていくための壮大なフリ」とコメントしている。

また、福山はインタビューなどで「あれはカラ松に対する悪意ですよね」、Bパートの「エスパーニャンコ」に対して(Aパートを受けて)あれはいい話なんかじゃないですよ、との旨を発言している。


12話の放送から数か月後、第二松(DVD.BD第2巻)のリーフレットにて、カラ松事変関係の以下の事実がさらに判明する。

カラ松事変の終盤の台本に「カラ松が死んだ」という旨が記載されており、ギャグ漫画でよくある死亡オチであることが判明する。

上の死亡オチを受けてか中村悠一は、同リーフレット用のインタビューにて、「Bパートは(エスパーニャンコは)カラ松が復活するための話」と語っている。


カラ松の勘違い系痛さとナイーブさの融合により絶妙な哀愁ギャグに結実した有名エピソードになったが後に松原秀脚本の「おんせん松さんスタンプラリーでカラ松が「誰にも探してもらえないのはツライものだぞ?」 「メ、メモリーがぁ」と述懐する後日談ギャグが登場する。

関連タグ

おそ松さん カラ松 チビ太

エスパーニャンコ

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