概要
工場、事業場、事務所、家庭、銭湯、船舶などから燃焼等の過程で排出されるガスを屋外に導くための長い筒状の突起物のこと。発電所の煙突など背の高いものは航空法による規定により赤と白に塗り分けることが義務付けられている。(現在は法で指定された種類の航空障害灯が装備されてる場合に限り塗りわけの義務はなくなっている)
鉄道車両
蒸気機関車の火室から出る排気と動輪駆動用シリンダーや各種補機から使い終わった水蒸気(出て行くときには湯気になっている)の出口。あまり長くすると架線に接触したり、トンネルなどにぶつかるのであまり長くできない。また、煤の排出を軽減するため集塵装置が付いている事がある。ディーゼル機関車や気動車の排気口(屋根にある排気口から上方向に排気)も煙突と呼ばれる。
俗語
昔のタクシー運転手の不正行為。昔のタクシーのスーパーサイン(実空車表示機)は空車レバーを倒すことによって賃走扱いになる仕掛けだったので、実際は乗客を乗せているのに空車扱いで運行してるタクシーを外から見た際に、立ったままになっている空車レバーを煙突に見立てて使われていた俗語。
当局にバレれば当然処分の対象になり、また窃盗に該当する犯罪であるため当然のことながら刑事罰の対象となる。