エルザフォルテ
えるざふぉるて
パーフェクトアイドル
プロフィール
名前 | エルザ フォルテ(※) |
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学年/所属 | 中学3年/ヴィーナスアーク |
血液型 | AB型 |
誕生日 | 8月1日 |
好きなもの | ステーキ、チーズ |
特技 | 歌、乗馬 |
愛用のブランド | Perfect Queen(パーフェクトクイーン) |
決め台詞 | 結構なことね |
システム起動時の台詞 | ドレスが私を強くする |
スタープレミアムレアドレス使用時の台詞 | 私こそが、パーフェクト! |
CV | 日笠陽子 |
歌唱 | りさ from でんぱ組.inc |
※正確には「エルザ」と「フォルテ」の間に空白(スペース)が入る。
概要
『アイカツスターズ!』の登場人物。「星のツバサ」編より登場。
豪華客船型アイドル学園・ヴィーナスアークのオーナー兼アイドルで、遠い国の王位継承権を持つ本物のプリンセス。プリンセスというだけあって、口調も高貴な女性語を常用する。
秘書の騎咲レイとは深い絆で結ばれており、エルザにとってレイは数少ない弱音を吐ける相手である。
幼少時より完璧さを追求。ドレスやブランドに対する知識も豊富で、現在は最先端な技術を取り入れたアイカツで、世界中で活躍する。
世界中の有望なアイドルをスカウトするため、ヴィーナスアークで来日する。この行為から、「アイドル海賊」の異名を持つ。
他にも「パーフェクトアイドル」の称号を持つが、この作品でのパーフェクトアイドルとは、「スタープレミアムレアコーデ」と「スタープレミアムの証」の両方を所有するアイドルを指す名称である。「スタープレミアムの証」、別名「星のツバサ」はアイカツシステムに認められた者のみが得られるスタープレミアムコーデの証拠であり、エルザは金星のスタープレミアムレアコーデを所有している。このことからエルザ自身「ドレスを制する者はアイカツを制す」を座右の銘としている。
また、エルザがパーフェクトという言葉で呼ばれるのは、観客を幸せにするためは単にステージ上のパフォーマンスだけに限らず、あらゆる手段を使って常に全力を尽くす所からも来ている。そこには明らかにタレントイメージにそぐわない仕事でも決して妥協しないという意味も含まれている。
※イメージです。
来日の表向きの狙いは、現時点でジャパン最強アイドルと謳われる白鳥ひめをスカウトすることだが、ひめに丁重に断られる。だが、エルザは諦める素振りを全く見せない。
『将(ひめ)を射んと欲すればまず馬(ゆめ)を射よ』ということわざ通りに、ひめを攻略するために、今度は虹野ゆめを手中に収めようと画策。
新しい世界のアイカツの称したステージで圧倒的なパフォーマンとスタープレミアムレアコーデを見せつけ。
エルザが言う所の新しい世界のアイカツを賞賛したひめは、思う所があったのか、海外へと拠点を移す。一方、ゆめは次第にエルザのステージに惹かれていく事になる。
しかし、来日の真の理由は9着ある全ての星のツバサをヴィーナスアークに集め、嘗て自分の母親ユキエグレースフォルテが身に纏っていた太陽のドレスを手に入れた上で彼女に認められる事で、白鳥ひめをスカウトしたのはその時点で最も星のツバサに近いアイドルだったからという事が後に明らかとなっている。
当初はひめのおまけとしてしか見ていなかったゆめに対しては、あるアイドルに関する一件を境に目をかけるようになり、ゆめが地球の星のツバサを手に入れたと知った時は「やはりそうだったのね」とコメントしている。
一方、自分のブランドを持っていない平凡なアイドルと思っていた桜庭ローラが、伝統あるブランドSPICE CHORDのミューズとなり、火星のスタープレミアムレアドレスを手に入れた事は嬉しい誤算だったようである。その後もローラに対しては何かと辛辣な態度を見せるが、エルザ自身の自己分析によるとローラは出会った頃のレイに似ているというのが理由だという。
ひめが愛弟子の双葉アリアにミューズの座を譲った時、エルザは第一線から退いたことを理由にひめを責めるが、ひめからはぐらかされる。
その後、アリアをヴィーナスアークにスカウトし、アリアもヴィーナスアークに入学する事を決める。この時もアリアをヴィーナスアークに託してもいいのかとひめに尋ねるが、ひめはまたしてもはぐらかしている。
エルザの本質
母であるユキエの存在はエルザにとって単なる憧れにはおさまらず、ユキエに褒めてもらう事だけがエルザにとって唯一の目的というレベルにまで達している。
ヴィーナスアークを設立したのも、パーフェクトクイーンを立ち上げたのも全ては母親に認められたいという強い思いからである。
幼い頃から多忙さ故にユキエから母親らしい事をしてもらえなかったエルザは、母の気を引くためにあらゆる分野を極めようとするが、母から抱きしめてもらえた事は一度もなかった。
やがて、エルザは母の面影を求めるように現役時代のユキエの映像を見るようになる。そんな日々の中、珍しく母と二人でユキエのステージを見たエルザは太陽のドレスの存在を知る。
「太陽のドレスは私がパーフェクトだったから手に入れる事ができたの」と現役時代を振り返るユキエは、親としての贔屓目もあったのか、こう続ける。
「あなたにもきっと似合うわ」
と。
それはパーフェクトエルザが誕生した瞬間であった。
パーフェクト以外には価値がないというエルザの持論は、幼い頃からユキエのステージを見続けた事でパーフェクトでなければユキエに認めてもらえないというある種の歪んだアイカツ観が形成された結果であり、棘のある言動の数々は無理にパーフェクトを演じている事による余裕の無さの表れである。
さらに、ユキエに認められたいという個人的な目的のためだけに他の多くのアイドル達を巻き込んでおり、ヴィーナスアークもまた、実も蓋もない言い方をすればユキエの劣化コピーを量産するための学校である。
ユキエに認めてもらうためだけにアイカツをするエルザの姿は、「ひめ先輩みたいなS4になる」と言っていたアイカツシステムに頼りきっていた頃の虹野ゆめそのものであり、エルザとは仲間の力に気付くことなく自力でシステムを克服したゆめのifの姿と言う事もできる。
しかし、同時にユキエの存在は一見すると血も涙もない完璧主義者ともとれるエルザが血の通った人間である事の何よりの証明ともいえる。
エルザの本質、それはパーフェクトアイドルでもアイドル海賊でもなく、親からの愛に飢えたひとりの女の子に過ぎないのである。
太陽のドレス
ユキエの来日以降、エルザは焦りを隠せなくなっていく。そんなエルザの力になるためレイは星のツバサを手に入れるが、この行動は逆にエルザを追い詰めていく。原因は太陽のドレスを手に入れられない事だった。
エルザは焦りは、ついにきららに対して「これからは自分のためのアイカツをしなさい」という発言をするまでに至る。それはきららもまたエルザと同じ星のツバサの持ち主である以上、きらら自身が太陽のドレスを手に入れる為に努力しろ、というアドバイスではあった。しかし、この後の行動はきららの心を傷つけるものだった。
焦りが頂点に達するなか、エルザはとあるオーディションで桜庭ローラと戦う。
オーディションの中でエルザはついに太陽のドレスを発現させ、ローラを一蹴する。
太陽のドレスという、パーフェクトアイドル・ユキエグレースフォルテの正統なる後継者だという何よりの証明を手に入れた事で、エルザの顔には久々となる満面の笑みが浮かんでいた。
しかし、エルザを含めたその場にいたアイドル達は大きな見落としをしていた。
星のツバサを持つ誰かのもとに太陽のドレスが現れるという伝説は、太陽のドレスはひとつとも手に入れる事ができるのはひとりとも言っていない。星のツバサを持つ誰かひとりだけが太陽のドレスを手に入れる事ができるというのは伝説をエルザなりに解釈したのに過ぎないという事に…。
余談
本編でのお食事シーンを視聴する限りでは、彼女はステーキを筆頭とした肉料理が大好物であるのが窺い知ることができる。詳しくはこちら
前作に登場する神崎美月は後輩に対する面倒見がよく、プロ意識の高さから多くの芸能関係者に慕われており、絶大な人気とそれに見合った高い実力をもったアイドルであるが、同時に自分の都合だけで他のアイドルを巻き込んで事件を起こすトラブルメーカーという側面も描かれており、美月の要素は負の側面を含めてエルザに引き継がれている。
エルザとは、DCD「星のツバサ」3弾のコラボフェスティバルにて対面を果たし共にステージに立った(PVのサムネイルも2人が肩を並べているフレーム)。
エルザ役の日笠氏は、美月の中の人とけいおん!以降シンフォギアシリーズなど、いくつかの作品で共演している。
シンフォギアシリーズの登場人物であるマリア・カデンツァヴナ・イヴは中の人繋がりかつシリーズ2期目ライバルキャラ繋がり、外国人キャラで同じ暖色ロングヘアにしてこちらも作中で一応アイカツしていた、本作放送中に4期目の放送が決定し、彼女にも野菜嫌いな部分が存在している等、エルザとの共通点が多い。
ちなみに、マリアは美月の中の人が担当するキャラと敵対関係にある。