概要
『大逆転裁判2』第3話に登場。26歳。
蝋人形師の一族であるローザイク家の三代目で、世界中の著名人や倫敦で起きた事件などを蝋人形で再現して展示している《マダム・ローザイクの館》の女主人。
魔女のような衣装に身を包んだミステリアスな美女。
家賃を支払う当てがないシャーロック・ホームズの強引な売り込みを受け、彼を「1日蝋人形」として雇う。
ローザイク家の蝋人形師にとって「ホンモノであること」が絶対の掟にして誇りであり、作品を作る時は相手の生死を問わず、必ず本人の顔から直接型を取る。そのため、館に展示されている蝋人形はどれも本物の人間がそのまま固まったように思えるほどの精巧な出来映えを誇っているが、その「ホンモノ」へのこだわりはある種の狂気を孕んでおり、初代ローザイクは仏蘭西革命の折に断頭台で王妃が処刑された直後に、その王妃の首から型を取ったという逸話を持つ。その時作られた蝋人形は今も館に展示されているという。
最近では多くの死刑囚から「自分が処刑されたら蝋人形にして欲しい」という依頼が来ているらしく、彼女に型を取ってもらうことが囚人にとって一種のステータスになっている模様。
また、彼女の館の特別展示室では10年前の大事件、プロフェッサー事件を扱っており、目撃者への取材によって得た情報「蘇る死刑囚」の《ウワサ》を、素性が明かされなかった死刑囚の国家機密とまでされているカオの型を取って再現している。