「助かるよ君は俺のヒーローだ…」
「掴めるわけないだろ流動的なんだから!!!」
概要
漫画『僕のヒーローアカデミア』にて1話に登場したヴィラン。
強盗を働き逃走、その流動的な身体で逃げようとしたが、たまたま近くに来ていたオールマイトに見つかり追われた。
下水道からマンホールの蓋の穴を通って出現。出た所にいた緑谷出久を拘束、体内に侵入して隠れようとしたが遅く、同じく下水道からマンホールを通って追ってきたオールマイトにペットボトル詰にされ拘束された。
しかしオールマイトが跳んで去る際に緑谷がしがみつき、その際のごちゃごちゃに紛れてポケットから落下、地上に落ちる。
そこに爆豪勝己が通りかかりそのペットボトルを蹴り飛ばしてしまう。その衝撃でヘドロヴィランはペットボトルから解放、爆豪を襲いその身体の操作権を乗っ取りに掛かった。
爆豪の身体の操作権を徐々に得つつ爆豪の個性で商店街を破壊、火の海へと変えた。
そして爆豪の完全乗っ取りまでもう少し、のところで緑谷に突撃をくらい、そしてオールマイトに吹き飛ばされ身体は散り散りに。ヒーローがその身体を回収、警察へと引き渡された。
作中におけるこの事件の扱い
爆豪の個性を破壊の方向に十全に使った事件。
ヘドロヴィラン自体も半物理無効の身体という強力な個性だが、そこに爆豪という人質兼派手で強力な個性が合わさったことでヒーロー達も誰も手が出せず、解決まで時間が掛かった。
その為かテレビなどのメディアでも取り上げられたらしく社会ではこの事件で爆豪のことを覚えている人もおり、作中その影響が所々散見される。
体育祭の際、爆豪が宣誓をしたがその内容がちょっといい加減にしろというような内容だったため一時その場で爆豪への罵倒が飛び交った。その罵倒の一つに「ヘドロ野郎」とある。
職業体験の際、町へとパトロールに出たが通りすがりの子供からこの事件のことを取り上げられた。当時からそれなりに時間が経っており、服装などが違うにも関わらずにである。
切島の回想の際、当時の新聞記事でこの事件を見つけ、襲われた中学生が抵抗を続けたことやその同級生の子がヴィランに襲われた友人の為に飛び出したことまで載っているのを語っている。