概要
CV:遠藤大智
はたけカカシの父親。白光を放つチャクラ短刀を得物としている。木ノ葉の白い牙の異名持ちであり、各国に知られていた。彼の前では伝説の三忍(自来也・綱手・大蛇丸)の名も霞むほどの天才忍者だった。
しかし、本編の21年前にとある任務で敵地に潜入した際、「仲間の命」か「任務遂行」の二択を迫られ、彼は「仲間の命」を選んで任務を中断した。
そんな彼を待っていたのは火の国全体からの誹謗・中傷であった(住民や同僚どころか助けた仲間からも非難を浴びる事になった)。これが卑の意思か.....。
正しく恩を仇で返す事態に彼は心身を病んで自殺した(この一件はカカシの青春時代に暗い影を落とす事になる)。
これら厳格な対処により、ミズキの様に仲間よりも任務を優先し、同僚を殺し依頼を達成し、皆んなに認めて貰おうと行動した事態も起きてしまっている。
だが、今ではこの汚名は完全に濯がれており、死してなお大名からも一目置かれているほどの英雄的存在となっている。
作中ではシルエットのみが出ていたが、カカシがペイン六道との戦闘で死亡し死の世界に入り込んだとき、マスクを着けていない姿で登場。
息子のカカシへの負い目故なのか、死の世界では一人孤独に佇んでいたが、再会したカカシから木ノ葉やカカシ自身のそれまで、そして自分の事を誇りに思うと聞かされ、ようやく負い目の苦しみから解放される。彼が蘇生したことによる去り際に、「母さんに、やっと会える」と、礼を言っていた。
第四次忍界大戦編ではカカシの回想で登場。マイト・ガイの父親、マイト・ダイとの絡みが描かれたが、日常生活ではダイをモンスターペアレントと勘違いしてオロオロするなどの庶民的な一面を見せた。一方でガイの手足(の擦り傷や切り傷)を見て(体術の)実力が後々息子を越えてしまう事を予期した発言もしており、先見の明も高い。
名の知れた実力者であるため穢土転生による本編登場が期待されたが、結局一度もされる事がないまま連載が終わってしまった。理由は不明。
もっとも、月光ハヤテやうちはフガク、モトイの様に、実力者扱いされながらも穢土転生で蘇らなかった忍は他にもかなりいる為、あまりおかしな事ではない(ハヤテのみアニメ版で登場している)。
下手すると原作者がうっかり忘れてしまった可能性もある。