概要
タロット大アルカナ4番目のカード「皇帝」の暗示を持つ。 本体はホル・ホース。
オートマともリボルバーともつかぬ拳銃の形をしており、ホル・ホースが構えれば即座に手の中に現れ、発射できる。
弾丸もスタンドなので、弾切れを起こすことはなく、障害物をかわしたり、標的を外してもUターンして戻ってきて、再度相手を狙うような芸当も可能。
ただし、射程距離から離れると威力がなくなってしまう事と、ホル・ホースの視界から外れると制御が効かなくなるという欠点がある。ボインゴと組んでの再戦の時は、この弱点のために自分の弾丸を食らってしまうという結末を迎えた。
弾丸を発射するまでは一切の音を立てないので、暗殺向きではあるが、正面きっての戦闘には不向き。
ホル・ホース本人が自認しているように、「誰かと組んでこそ真価を発揮できる」タイプのスタンドである。
同じ銃が関係しているスタンドである第五部で登場する「セックス・ピストルズ」とはどちらが強いかよく比較されがち。
あちらはスタンドの発動に本物の銃(と弾丸)が必要なため、装弾数の数しかスタンドを生かせないという欠点がある。エンペラーの方も弾丸を任意の方向に向けられるもののセックス・ピストルズに比べ精密動作性では天と地の差ほど劣る。
そのため、皮肉にもセックス・ピストルズもまた弾数制限のないエンペラーが真価を発揮できるかなり相性のいいスタンドの一つだったりする。この場合ピストルズ達がホル・ホースに懐くかどうかという問題もあるが…
また、エンペラーのタロットの番号がグイード・ミスタの嫌いな「4」というのもたまたまだろうか。
