データ
- 身長:53m
- 体重:6万t
- 別名:催眠怪獣
- 出身地:宇宙
概要
第8話「遥かなるバオーン」に登場。
争い事は好まない温厚な性格だが、そのホルンのような鳴き声には催眠効果があり聞いた人間を眠らせてしまう。噛みつく力も強く、ウルトラマンダイナを吹っ飛ばし、強烈なパンチ攻撃をお見舞いするなど怪力の持ち主でもある。スーパーGUTSのヒビキ隊長は眠っていれば誰も攻撃できない事から「史上最強の怪獣かもしれない」と評した。
ふるべ村の人間を鳴き声で眠らせてしまったが、動物学者で怪獣とのコミュニケーションを研究しているムスタファ・アリ博士によって赤色のものを見ると嬉しくなって興奮することが発覚。スーパーGUTSは鳴き声対策として巨大なマスクを付けさせることによって口をふさごうとしたが、マスクをお菓子か何かと勘違いして食べてしまった。だが食べられるわけもなくマスクを吐き出して鳴き声を上げ、ムスタファ博士を眠らせるが、マスクの中に仕込んであった催眠ガスが聞いたため自身も眠りにつく。
翌日、村から少し離れた高速道路沿いに新しくオープンしたスーパーマーケットの赤いアドバルーンを見てしまったため暴走状態に。
アスカ・シンが搭乗したガッツイーグルα号がアドバルーンを割った後も進行を続けたが、威嚇射撃に驚いて麻酔弾を撃たれて倒れた。
だが昨日吸った催眠ガスで催眠効果のある武器になれてしまったため、ムスタファ博士がいる村の方向に向かい、博士を守ろうとしたウルトラマンダイナと戦闘。
だがダイナはバオーンの怪力に対抗するためとはいえ全身が赤色のストロングタイプに変身してしまうという大ポカをやらかしてしまい、バオーンをさらに興奮させてしまう。
相撲対決を挑むがダイナにあしらわれたため遊んでくれないと思ったバオーンは大声で泣き出し、ダイナまで眠らせてしまった。
目が覚めたダイナは自信を揺り動かしていたバオーンを投げ飛ばすが、運悪くカラータイマーが赤に点滅してしまったためバオーンをまたしても興奮状態にさせてしまう。
バオーンはダイナを捕まえようとするも、避けられたためいじけてしまい、最後は起死回生の策としてダイナが作った赤い風船「ウルトラバルーン」に引き寄せられたところでダイナによって宇宙に返された。
だが宇宙に去ったはずのバオーンの鳴き声を聞いたアスカはまたしても眠ってしまった…
余談
- 第8話の脚本を担当した太田愛は、「一発でインパクトのある怪獣」として創作した。
- 脚本の初稿では、『ジェットワイヤーをかける』と言う理由で四足歩行怪獣と想定されていた。