概要
民間企業であるシャオ産業によって製造された新型イェーガー。
前作の怪獣戦争から10年が経過した劇中において、最新型のマーク6を以てしても確実性が取れない安全性と、有事における即応性の低さに対して同社が提案した機体である。
従来のイェーガーとは異なりパイロットへの負担低減を目的に「遠隔操作型の無人機」として設計されており、パイロットも1人で済むというメリットがある。また生産コストも格段に下がっているのか、3割以上が自働化された自社工場に置いて「48時間以内に40機以上の配備」が可能な設計となっている。
PPDC評議会では半数以上が次世代型イェーガーとして採用を承認しているが、事務総長の森マコは「賛成はしたいがハッキングによる脆弱性が残っている」と消極的賛成な身中であり、シャオ産業のトップ・リーウェン・シャオの概要説明を見聞していたPPDC基地の関係者からは「自分達の存在が不要になる」と否定的な意見を示している。
関連タグ
イェーガー(パシフィック・リム) ジプシー・アベンジャー セイバー・アテナ ブレーサー・フェニックス ガーディアン・ブラーボ オブシディアン・フューリー
・ネタバレ注意
この機体には前作で猛威を奮った怪獣の血肉を制御コアに仕込んであり、PPDCへの空輸途中に全機がパイロットの制御を離れ暴走を始めた。この際、機体各部から増殖した細胞がせり出すようになり、「イェーガーの姿をした怪物」と成り果てている。
この「イースターエッグ」には更に仕掛けが存在し、「複数のドローン・イェーガーの胸部ブラスターを環太平洋の海中に集中照射することで、怪獣のワープポータルである”割れ目”を人工的に作り出す」という恐ろしいプログラムを実行に移した。
最終的にシャオ社長とその場に居合わせたハーマン・ゴッドリーブにより遠隔操作によって破壊が行われ、全機が頭部破壊による機能停止に陥った。
これに伴い”割れ目”を抜け切れなかった怪獣は閉じた割れ目に胴体を裂かれるなどして絶命しているが、割れ目を抜けることができた3体の怪獣が東シナ海に向け侵攻を開始することとなる。