概要
『名探偵コナン』に登場するキャラクター。初登場時点で既に故人であり、享年は不明。
七冠王に一番近いと期待されていた天才棋士だったが、17年前にアメリカである事件に巻き込まれ死亡。
「婚姻届のパスワード」での終盤、秀吉の口から名前が初登場。
直後、その名前がAPTX4869の服用者リストの新一の名前の2つ下にあったことを哀が思い出し、以降重要人物として度々名前が挙がっている。
事件の謎
四冠王だった17年前、趣味のチェスの大会に参加するため渡米。
しかしその大会前夜、宿泊していたホテルの部屋で何者かに襲撃され死亡した。
部屋は荒らされており殺される前に羽田も抵抗した形跡があるが、直接の死因は不明。
哀が思い出したリスト上の名前から、コナンは羽田がAPTX4869を飲まされた可能性が高いと推理している。
また遺体発見時、羽田が握り締めていたハサミと割れた鏡の文字から、彼がダイイングメッセージを残した可能性が浮上。
文字を並び変えると「ASACA RUM」になることをコナンと赤井が掴んでおり、黒の組織のNo.2「ラム」の関与が疑われている。
一方で哀によると、上記のように組織による犯行にしては珍しく部屋が荒らされている点も謎とされている。
ちなみにこの事件の記事は何度も削除されているが、何者かが「この謎を解いてくれ」とばかりに定期的にインターネット上にアップしている模様。
関連人物
義理の弟。浩司を尊敬しており、彼が座右の銘としていた「初志貫徹」を現在でも守っている。
- アマンダ・ヒューズ
アメリカの資産家の老婦人。事件当日、同じホテルの別の部屋で亡くなっていた。
羽田の大ファンで元々交流があり、事件前に彼の部屋を一度訪れていたらしいことがわかっている。
尚、アマンダの部屋は羽田の部屋とは対照的に荒らされた形跡がなかった。
- 浅香
アマンダのボディーガード。羽田とアマンダの殺害事件の最重要容疑者とされているが、消息は未だ不明。
羽田の死因が本当にAPTX4869による服毒死である場合、浅香は黒の組織の一員である可能性が高いと哀は考えている。
羽田が殺害された17年前の事件が「自分をFBIに駆り立てた」と語っている。
事件に直接関わっていたのは父親らしいが……?
『霊魂探偵殺害事件』にて、2人とも羽田の名前に強い反応を見せている。
アマンダのボディーガードである浅香の名も知っている模様。
「ラム」候補の一人とされる警視庁捜査一課管理官。
原作93巻FILE.6「ティップオフ」の冒頭で、羽田の殺害事件の記事を読んでいる。
「ラム」候補の一人とされる帝丹小学校教師。上述の黒田が羽田の記事を読んでいた場面で、同時に思い浮かべていたのが留美の姿だった。
黒田とは何らかの因縁があるらしいが、羽田との関係は不明。
備考
- 哀の初登場話(原作18巻)で描かれているAPTX4869の服用者リストを見ると、確かに新一の名前の2つ下に羽田の名前がある。
- ただしアニメ版では、「羽田」の読みは「ハネダ」ではなく「ハダ」となっていた。